美容室帰りの髪型を家でも再現したいと思う方は多いのではないでしょうか。
しかしその反面、家でもバッチリ再現できているという方は少ないのではないでしょうか?
ああ、、今日もまた上手くできなかった。。。
はたまたは
朝、ハネている髪の毛をアイロンで直したのに、お昼にはまたハネている。。。
そのような経験したことないでしょうか?
このようになってしまう原因は、ヘアセットの〝上手い〟〝下手〟ではありません。
その前に、ヘアセットが上手くできない状態に髪の毛がなっている可能性があります。
自分で髪の毛のセットをするときに上手くできるようにするためには、セット以前に【髪型の土台づくり】がとても大切です。
今回の記事では、その理想的な土台のつくり方について詳しく解説していきます。
全て家で実践できる内容になっているので、ぜひチャレンジをしてみてください。
では早速解説していきます。
家でも上手くヘアセットができる髪型にするために必要なこと
まず最初にあなたに1つ問います。
家でも美容室帰りの髪型を再現するために大切なことは何だと思いますか?
考えてみてください。
アイロンを使用してセットすること?
それともコテで巻くこと?
ワックスをつけること?
どれも正解です。
しかし、それだけではダメです。
それよりも前段階に大切なことがあります。
それは、自分でも上手くヘアセットができるように髪型の土台を整えることです。
もう少しわかりやすくお伝えすると
根元の生えぐせや寝ぐせなどを整えて、乾かしただけで
- 根元がふんわりする
(分け目がつきにくい) - 髪型に自然な丸みが出る
- 髪の毛がまとまる
状態にすることです。
つまり、髪の毛の〝根元の毛流れ〟を整えることで、セットしやすい理想的な髪型の土台をつくることができます。
今回は3ステップで叶うその土台の作り方について解説していきます。
大切になることはこちらの3つです。
- お風呂上がりのお手入れの方法
- 夜の髪の毛の乾かし方
- 朝の寝ぐせの直し方
上記にプラスしてヘアケアも大切ですが、今回は上記の3つのことに絞って詳しく解説していきます。
【ステップ1】お風呂上がりのお手入れにこだわる
これで髪の毛を乾かした後の髪の毛のまとまりが良くなります。
これを実践するタイミングは、お風呂から出て髪の毛をタオルで拭いた後です。
この手順に沿って行ってみてください。
- 髪の毛をクシで梳かす
- トリートメントをつける
(洗い流さないトリートメント) - もう一度クシで梳かす
- ドライヤーで完全に乾かす
- 最後にもう一度クシで梳かす
この中で特に大切なことは髪の毛をクシで梳かすことです。
髪の毛をクシで梳かすことで、髪の毛の〝根元〟の毛流れを整えることができます。
根元の毛流れが整うと、髪の毛に生えぐせやうねるくせがあってもまとまりやすくなります。
(くせがなくなるわけではありませんが、それでもまとまりはよくなります)
毛流れを整えるために、髪の毛をクシで梳かすタイミングはこの3つです。
- お風呂上がりにすぐ
- トリートメントをつけた後
- ドライヤーで乾かした後
「こんなにもこまめにクシで梳かさなくても良いのでは?」
そう思われた方のために補足します。
この3つのタイミングには、それぞれの理由があります。
- お風呂上がりにすぐ↓
-
- すぐに梳かすことで、変な形やクセがつきにくい
- 毛流れが整った状態で乾かし始められるので、まとまりやすくなる
- この後につける洗い流さないトリートメントを均一に付けやすくなる
つまり、このタイミングで梳かすことでキレイに乾かしやすくなる+まとまりが良くなります。
- トリートメントをつけた後↓
-
- トリートメントの馴染みが良くなる
- つけムラがなくなりやすい
- トリートメントの効果を最大限に発揮できる
トリートメントの効果を最大限に引き出すために梳かします。
せっかくつけるトリートメントだからこそ、効果を最大限に発揮して髪の毛をキレイにしましょう。 - ドライヤーで乾かした後↓
-
- 毛流れを整える
- 髪の毛にツヤが出る
- まとまりやすくなる
- セットしやすい土台ができる
ドライヤーで乾かしただけではボサボサする髪の毛も、これでツヤが出やすくなる+まとまりが良くなります。
そしてそれらの効果をさらに高めるために、意識していただきたいことがあります。
効果UPのためのポイント
それは、髪の毛をクシで梳かすときに後ろから前に向かって梳かすことです。
一般的な梳かし方は、上から下に向かって梳かす方法です。
しかし、これでは〝根元の〟毛流れを整えることはできません。
整えるために、後ろから前に向かって梳かすのです。
その後、上から下に向かって梳かし直すことで、根元の毛流れが整った状態で梳かし終えれるので、普通に梳かすよりもまとまりやすくなります。
対して、お風呂上がりのお手入れ方法で1番良くないのは、この3つが揃った時です。
絶対にNG!髪の毛がバサバサになるお風呂上がりの行動
それはこの3つです。
- お風呂上がりに髪の毛を梳かさない
- 濡れた髪の毛をもつれたままタオルで包んで放置
- 自然乾燥させる
(30分、1時間など置いてから乾かすも含む)
これをしてしまうと、根元の毛流れがバラバラかつ変な型や毛流れがついたまま乾いてしまいます。
そうすると、
髪の毛を乾かした後にボサボサ、バサバサになります。
髪の毛の広がりやパサつきや変なくせ、ハネも出やすいです。
頭頂部の分け目もつきやすくなります。
逆に、上記のことを行わないように気をつけるだけでも、髪の毛のまとまりやツヤが出やすくなります。
そして、乾かすときには、ドライヤーでの乾かし方も大切なポイントです。
【ステップ2】髪の毛の〇〇を意識して乾かす
〇〇に入る言葉は、〝根元〟です。
髪の毛の根元を意識して乾かすことで、髪の毛がまとまりやすくふんわりしやすくなります。
特にこのようなことで悩まれている方は、
- 髪がハネる
- 分け目がパックリとつく
- 変にうねる
- ペタンとする
乾かし方を変えるだけでもその違いを実感できます。
そのためには乾かし方がとても大切になります。
- 後ろから前に乾かす
(ドライヤーの風を後ろから前にあてる) - たまに前から後ろに乾かすのもOK
- 手で髪の毛をゴシゴシと振りながら乾かす
- 分け目をつけずに乾かす
- 根元の方向づけを意識する
上記の方法で乾かす理由はこちらです。
- 後ろから前に乾かすことで、根元が前方向に乾く
- その髪の毛を下に下ろすと根元がふんわりする
- 根元がふんわりすると上記のお悩みを解決しやすい
家で自分で乾かす際のポイントは、下を向いて上からドライヤーの風を当てることです。
そうすることで、自然と後ろから前に乾かしていることになるので実践しやすくなります。
そしてそれらの効果をさらに高めるために、意識していただきたいことがあります。
効果UPのためのポイント
それは、お風呂上がりにすぐ乾かす&完全に乾かし切るです。
これが本当に重要です。
乾かすまでの時間は、早ければ早いほど良いです。
今までお風呂から出て30分や1時間経って自然乾燥した状態から乾かしていた方は、この〝すぐ乾かす〟という方法を試してみてください!
それだけでも乾かした後のまとまりが違います。
そして、完全に乾かし切ることで、乾かした時はよかったけど時間が経ったら変になっていたということを防ぐことができます。
朝起きたときの寝ぐせもつきにくくなります。
なので、意識してみていただきたいです。
では、髪の毛を乾かすときに、やってはダメな乾かし方についても解説します。
この乾かし方はダメ!
- 上から下に向かって乾かす
- 最初から最後までずっと前から後ろに乾かす
この乾かし方をされている方も多いのではないでしょうか?
しかし、この乾かし方にはこのようなデメリットがあります。
- 髪の毛がハネる
- 頭頂部やつむじで分け目がパックリとつく
- 髪型のシルエットが変になる
- クセが出てまとまらない
- 顔が大きく見える
このようなことで悩まれている方は、乾かすときに注意してみてください。
乾かし終わった後の髪型の状態の違いを感じることができるかと思います。
そして、朝の寝ぐせの直し方も大切になります。
【ステップ3】正しい方法で寝ぐせを直す
夜、寝ている間に髪の毛に寝ぐせがつくこともあります。
その状態のまま、朝、髪の毛のセットをすると上手くセットできません。
アイロンやコテで毛先を内巻きに巻いて直す方法もよくないです。
髪の毛のセットをしたときに髪型がふんわりしなかったり、変にハネてしまったりしたり、直したはずなのに昼には元に戻っていたなどの経験をしたことのある方もいるのではないでしょうか?
その原因は、寝ぐせを正しく直せていないことにあります。
朝起きたときについていた寝ぐせは、この方法で直してください。
- 〝根元から〟髪の毛を濡らす
(地肌や根元を濡らすことが大切) - 水気を髪の毛の中に浸透させる
- ドライヤーでしっかりと乾かす
この方法で乾かすことがオススメです。
寝ぐせ直しのポイント
寝ぐせを直すときのポイントは、髪の毛の濡らす〝箇所〟とその後の〝ひと手間〟にあります。
大切なことは、この2つです。
- 根元(地肌)から髪の毛を濡らす
- 濡らした後、手で髪の毛の中に水分を揉み込む
寝ぐせで髪の毛がハネてしまう原因は、寝ているときに枕などで髪の毛の〝根元〟がペタッと潰れてしまうことです。
その寝ぐせを直すためには、そのペタッと潰れてしまった髪の毛の根元をふんわりとさせる必要があります。
アイロンやコテでは根元についた寝ぐせは直せないです!
なので、まず最初に根元についた寝ぐせをリセットさせるため、髪の毛を根元から濡らします。
その際に、ポイントがあります。
それは髪の毛は水を弾く性質があるということです。
なので、霧吹きなどで濡らした髪の毛は、髪の毛の表面に水滴が乗っているだけの状態です。
その状態から、髪の毛の中に水分を浸透させるために、手で揉み込む必要があります。
そうすることで、髪の毛の内側に水分が浸透するので、寝ぐせを直すための下準備が整います。
この下準備を丁寧に行なった上で、ドライヤーで乾かします。
このときの乾かし方は、【ステップ1】で解説した乾かし方と同じです。
大切なことなのでもう一度記載します。
- 後ろから前に乾かす
- (ドライヤーの風を後ろから前にあてる)
- たまに前から後ろに乾かすのもOK
- 手で髪の毛をゴシゴシと振りながら乾かす
- 分け目をつけずに乾かす
- 根元の方向づけを意識する
これを意識して乾かすことで、適切に寝ぐせを直すことができます。
絶対にNG!寝ぐせの直し方
寝ぐせ直しの際によくある【間違い】は、この2つです。
- 髪の毛を濡らすときにハネている毛先だけを濡らす
- 寝ぐせでハネている箇所をアイロンで内巻きにする
このようにして寝ぐせを直してしまうと、うまく直らなかったり、時間が経ったときに元に戻ってしまうことがあります。
なので、上記の正しい直し方で寝ぐせを直していただけたらと思います。
以上が髪の毛のセットを簡単にするために大切なことです。
日々の日常生活の中で、上記で解説させていただいた〝お手入れ方法〟〝乾かし方〟〝寝ぐせ直し〟を意識していただきたいです。
それらのことを行なった上で朝髪の毛のヘアセットをするときにスタイリング剤をつけていただきたいです。
【番外編】ヘアセットのときにスタイリング剤をつける
スタイリング剤をつけることで、髪の毛にツヤや束間が出て、まとまり感やふんわり感をコントロールすることもできます。
使うスタイリング剤の種類は、その時の髪型や髪質に合わせてあなたに合ったものを使用することがオススメです。
理想は、髪に適度なツヤ感と束間、そしてまとまりやふんわり感を出してくれるものが使いやすいです。
髪型や髪質に合っていないものの場合、うまくセットすることが難しくなります。
だからこそ、簡単なセットでキレイな髪型にするために、使うものにもこだわっていただけたらと思います。
まとめ
家でのセットがうまくできない原因は、うまくセットするための土台ができていないからです。
今回の記事では、家で自分で髪の毛のヘアセットが〝できない〟を〝できる〟に変えるための土台のつくり方について解説してきました。
大切なことは、〝根元の〟毛流れを髪型が〝まとまる毛流れ〟に整えることでしたね。
そのために意識していただきたいことはこの3つのことです。
- お風呂上がりのお手入れ方法にこだわる
- 髪の毛を正しく乾かす
- 朝の寝ぐせを正しく直す
お風呂上がりに髪の毛をクシで梳かすときもドライヤーで乾かすときも朝の寝ぐせ直しも全て根元を意識して行なっていただくことが何よりも重要です。
根元が髪型のまとまりを決めるといっても良いかと思います!
今回、ご紹介させていただいた方法を意識して、実践していただくことで、セットしていない状態でもいい感じの髪型になります。
毛流れが整うことで、今までと同じようにセットをしたとしても今まで以上にステキな髪型になります。
そこからさらに頑張ってスタイリング剤をつけたり、アイロンやコテで巻くなどのセットを行うと、さらにステキなあなたになれます。
美容室帰りの髪型も家で再現できるようになります。
髪の毛は、あなたの努力に応えてくれます。
なので、今回の記事をお伝えさせていただいたことを家でも実践してみていただきたいです。
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