傷んだ髪の毛をキレイにしたいと思ってはいませんでしょうか?
しかし、その思いとは裏腹に「どうしたらキレイにできるんだろう。。」と悩んではいませんでしょうか?
今回の記事では、そんなあなたに向けて、傷んでパサパサ、ギシギシしてしまった髪の毛をサラサラでツヤツヤなキレイな髪の毛にする方法について解説していきます。
キレイな髪の毛にするために、自宅でできることはたくさんあります。
むしろ、自宅でのセルフケアなくして、キレイな髪の毛なし。
と、言っても過言ではないです。
そして、美容室での施術も組み合わせることでさらにキレイな髪の毛にすることができます。
- 髪の毛が傷んだダメージの原因
- 髪の毛を傷ませないヘアケア方法
- 髪の毛をキレイにするヘアケア方法
今回の記事の前半では、あなたの髪の毛が【傷んでしまった原因】について解説しています。
あなたの髪の毛が傷んでしまった原因を知り、その行為をやめることで、これ以上髪の毛が傷んでしまうことを防げます。
そして、記事の後半で解説している髪の毛を【傷ませない&キレイにする方法】を実践することで、あなたの髪の毛はこれからキレイになります。
では、まずは基礎的なことから解説していきます。
※読み飛ばしたい方は、目次の【髪の毛が傷む原因】をクリックして、途中から読んでいただいても大丈夫です。
髪の毛は痛むとどうなっていく?
髪の毛が傷んでいくと変わることはこの3つです。
- 見た目、手触り
- 扱いやすさ
- モチやクオリティーの良し悪し
ではこれらがどのように変わっていくのでしょうか?
思い当たる節が多くなるほど、髪の毛に傷みが出ている可能性が高くなります。
では、1つずつ順に見ていきましょう。
見た目や手触りが悪くなる
例えば、このようなことに思い当たる節はありませんでしょうか?
- 乾燥が気になる
- 引っかかりやすい
- ツヤがなくパサパサしている
- ザラザラ、ゴワゴワしている
- 毛先がギシギシと広がっている
- 切毛や枝毛ができている
- 濡れた髪の毛を引っ張ると伸びる
- 髪の毛がチリチリ、ビリビリになっている
髪の毛の傷みが大きくなるほど、思い当たる節が多くなり、大きい数字の内容が気になっていきます。
髪の毛が扱いにくくなっていく
髪の毛の扱いもしにくくなっていきます。
例えば、このようなことに思い当たる節はありませんでしょうか?
- 髪の毛が広がるため、セットしてもまとまらない
- セットしてもキレイにならない
- ヘアケアしても効果を実感しにくい
- ストレートアイロンをしても伸びない、キレイにならない
- オイルトリートメントをつけても乾燥している
- 髪の毛がなかなか乾かない
夜、髪の毛のお手入れをするときや朝、髪の毛のセットをするときに扱いにくいと感じることが増えてきます。
髪の毛の傷みが大きくなるにつれて、ヘアケアも本格的なものをしないと効果を感じにくくなることもあります。
様々なことのモチが悪く、クオリティーも下がる
また、モチも悪くなっていきます。
例えば、このようなことに思い当たる節はありませんでしょうか?
- セットのモチも悪く、昼には崩れる
- カラーの色ムラが出やすくなり、モチも悪くなる
- パーマがパサパサしやすく、モチも悪くなる
- 縮毛矯正でダメージを感じやすくなり、モチも悪くなる
- ヘアケアの効果が出にくく、モチも悪くなる
キレイな髪の毛ほどクオリティー高く、モチがよくなる反面、髪の毛の傷みが大きくなるほど、クオリティーもモチも悪くなります。
カラーやパーマや縮毛矯正、トリートメントなど美容室で行う施術での仕上がりにも大きく影響してきます。
髪の毛の痛みがひどい場合には、パーマや縮毛矯正などの施術を行えない場合もあります。
では、なぜ髪の毛は傷んでしまうのでしょうか?
髪の毛が傷む原因【トップ3】
髪の毛がダメージする原因はこの3つです。
- 摩擦ダメージ
- 熱ダメージ
- 薬剤ダメージ
大きく分けると上記3つのダメージが大きな原因になります。
順番に具体例を紹介していきます。
これから紹介する原因となることを避けるだけでも、髪の毛のダメージの改善と予防になるので、思い当たる節のあった方は日々注意してみてください。
【第3位】摩擦によって受けるダメージ
髪の毛は、摩擦に対して繊細です。
ちょっとした摩擦でも髪の毛にとっては、大きな負担になっていることもあります。
摩擦ダメージの特徴は、切れ毛や乾燥、パサつきなどです。
そのほかにも、表面の髪の毛にパヤパヤとした縮れているような髪の毛が発生することもあります。
これから記載することに該当する方は要注意です。
髪の毛の扱い方
- ヘアゴムを緩めずに引っ張って外す
- クシで梳かす時に引っかかっていても無理やり梳かす
- 手櫛を頻繁に通す
- お風呂前にブラッシングをしない
お風呂の時
- 泡立ち不足でシャンプーをする
- 絡まったまま無理やりシャンプーする
- 強い力、激しい動きでシャンプーをする
お風呂上がり・寝る時
- 髪の毛をタオルでゴシゴシと拭く
- 髪の毛が濡れたまま寝る
- お風呂上がりにすぐ乾かさない
- 髪の毛が濡れた状態で髪の毛を頻繁に触る
- 摩擦のかかる枕カバーを使用する
特に髪の毛が濡れている時は、摩擦に敏感な状態なので気をつける必要があります。
続いては、熱ダメージについてです。
【第2位】熱によって受けるダメージ
髪の毛は、熱に対しても繊細です。
熱ダメージの特徴は、髪の毛が硬くなったり、毛先が白く枝毛になってしまうことです。
髪の毛が乾燥してパサパサしたり、ゴワゴワすることもあります。
そのような状態になってしまう原因はこれらです。
コテ、アイロン
- オイルをつけてから使用する
- 160度以上の温度で使用する
- 同じ箇所に何度もあてる
- 毎日使用する
ドライヤー
- くるくるドライヤーを何度も同じ箇所に使用する
- 温度の高いドライヤーを使用している
- ドライヤーを近距離で同じ箇所に当て続ける
お風呂
- 熱いお湯で髪の毛を洗う
特にコテ、アイロンは温度が高くなるため、適切に使用しないと大きなダメージに繋がってしまうこともあるため注意が必要です。
続いては、薬剤ダメージについてです。
【第1位】薬剤によって受けるダメージ
カラーやパーマなどで使用する薬剤で、髪の毛がダメージしてしまうこともあります。
強すぎる薬剤による施術は髪がパサつく、ギシギシする、引っかかるなど様々な悩みが生じてしまいやすいです。
そのような状態になってしまう原因はこれらです。
セルフ
- ホームブリーチをする
- ホームカラーをする
美容室
- ブリーチカラーをする
- 不適切な縮毛矯正をする
- パーマをする
(ハードパーマになるほどダメージ大) - カラーをする
(ハイトーンになるほどダメージ大)
特にホームカラー、ホームブリーチ、ホーム白髪染めなど、自宅で使用できる薬剤は、パワーが強いので薬剤ダメージが大きくなります。
それに比べて美容室での施術の場合は、ダメージを抑えることができますが、ブリーチやハードパーマなどは、パワーの強い薬剤を使用するので髪の毛のダメージに繋がりやすいので注意が必要です。
大きな原因は上記3つになります。
しかし、その他にも髪の毛を傷めてしまう原因になることはたくさんあります。
【その他】必ずつきまとう髪の毛を傷める原因
今回は、こちらの4つのダメージの原因について解説していきます。
- 間違ったホームケアの方法
- 紫外線ダメージ
- 加齢(エイジング)ダメージ
- その他ダメージ
間違ったホームケアで受けるダメージ
間違ったホームケアで髪の毛を傷めていまっていることもあります。
シャンプー
- 洗浄力の強いシャンプーで洗う
- 髪質に合っていないシャンプーで洗う
- しっかりと泡立っていない状態で髪の毛を洗う
- 皮膜たっぷりのオイルなどのトリートメント
髪の毛に必要な皮脂まで取り除いてしまったり、美容室でしたトリートメントの補修成分も洗い流してしまい、乾燥やパサつき、トリートメントのモチの悪さに繋がります。
トリートメント
- シリコンなどの皮膜たっぷりのトリートメントを使用する
- シャンプーなどで洗い落としにくいトリートメントを使用する
- 根元からつける(つけても良いものもある)
シリコンなどの皮膜によって髪の毛はビルドアップ(髪の毛にシリコンが蓄積すること)します。
髪の毛の表面にシリコンが蓄積して、髪の毛や頭皮がベタベタしたり、カラー、パーマなどがキレイに当たりにくくなったりします。
シャンプーが泡立ちにくくなり、乾きも悪くなります。
そのようになると、トリートメントの効果も発揮しにくくなり、髪の毛のダメージの原因になります。
髪の毛の扱い方
- 絡まった髪の毛を無理やり梳かすブラッシングや過度のブラッシング
- 用途に合っていないブラシの使用
- 髪の毛を自然乾燥させる
- ヘアアイロンの使用前にオイルをつける
これらも髪の毛を傷めてしまう原因になります。
続いては、紫外線について解説していきます。
紫外線によって受けるダメージ
髪の毛は紫外線を浴びることで傷みます。
特にこのような方は、紫外線でのダメージが大きくなります。
- 雪山や海での日差しをよく受ける
- 直射日光をよく浴びる
- 外にいる時間が長い
- 髪の毛用の日焼け止めを使用しない
紫外線は髪の毛をダメージさせてしまいます。
髪の毛のパサつきやゴワつき、ギシギシ感の原因になります。
特に紫外線は、カラーの色落ちが早くなることにつながることも多いので注意が必要です。
お肌が日焼けしている以上に髪の毛は日焼けをしています。
また、紫外線は夏場だけのものと思われている方もいますが、実際は違います。
年中問わず、紫外線は降り注いでいるので、気をつけてください。
また、その他には加齢(エイジング)も髪の毛の傷みに影響します。
加齢(エイジング)によって受けるダメージ
人は、20代後半から少しずつエイジングの現象が起こってきます。
- 髪の毛が細くなり、うねりが出てくる
- パサつきやすく、ダメージしやすくなる
- 髪の毛が乾燥していてツヤがなくなる
- ハリコシがなく、ボリュームが出ない
そのようになってしまう原因はこれらです。
- ホルモンバランスの変化
- 頭皮の老化、血行不良
- 重力での毛穴が歪み
- 紫外線ダメージ
など
特に30代後半から40代あたりから悩み始める方が多い印象ですが、エイジング自体は20代から始まっています。
なので、悩み始めてからの対処よりも悩み始める前からの〝予防〟が大切です。
最後に、その他のダメージする原因について解説します。
その他にダメージを受ける原因となるもの
上記以外にもこれらのことも髪の毛が傷む原因になります。
- 海の塩水を浴びる
- プールの塩素を浴びる
- 温泉やサウナによく行く
- 髪の毛のお手入れをしない
- 静電気
これらのことにも気をつけていく必要があります。
では、それらのことが原因となり、傷んでしまった髪の毛は元通りのキレイな髪の毛にできるのでしょうか?
傷んだ髪の毛は治る?元に戻せる?キレイにする方法はある?
一度、傷んでしまった髪の毛を傷む前の元の状態に完全に戻すことはできません。
傷んでしまった髪の毛を元の状態に戻すためには〝切る〟しかありません。
切ることが唯一元に戻す方法になります。
しかし、適切なヘアケアと継続的な努力によってツヤのあるキレイな髪の毛の状態に導いていくことはできます!
【傷んだ髪の毛を傷む前の元の状態に戻すことはできない】という事実と【傷んだ髪の毛をキレイな髪の毛にすることはできる】という2つのこと。
一見、矛盾しているように思えることですが、このことについて知っていただくことで、ツヤのあるキレイな髪の毛にすることができます。
なので、これらのことについて詳しく解説していきます。
傷んだ髪を元に戻すことができない理由
髪の毛は死滅細胞です。
その名の通り、死んだ細胞のことで自らの力で回復することのできない細胞のこと。
そのため、髪の毛は傷んでしまったら傷む前の元通りの状態に戻るための力がありません。
死滅細胞は、髪の毛の他に爪があります。
割れた爪は元には戻らないですよね?
それと同じように髪の毛も元には戻らないのです。
だからこそ、髪の毛をキレイにすることやキレイな状態をキープするためには、髪の毛を傷ませないことがとても大切になります。
そしてもう一つ大切なことがあります。
矛盾!?傷んだ髪の毛をキレイな髪の毛にできる理由
傷んだ髪の毛は元に戻らない。
先ほどそうお伝えしましたが、髪の毛はダメージのケアをしていくことで、ツヤがあり、手触りもサラサラでキレイな髪の毛の〝状態〟にしていくことはできます。
ヘアケア(自宅でのセルフケアや美容室でのヘアケア)をする目的の1つは、ダメージした髪の毛をキレイな髪の毛の〝状態〟にするためです。
元通りにはならないですが、見た目や手触り、扱いやすさ、モチ、クオリティーなどは格段に良くなります。
ツヤもでるようになるし、手触りも見た目も良くなります。
ヘアケアを日々継続して行なうことで、傷みで悩んでいたことも忘れるかのようなキレイな髪の毛に変化します。
決して、傷みが治ったわけではありません。
ですが、適切なヘアケアとその継続によって、元々の髪の毛の状態よりも美しい状態の髪の毛にすることも不可能ではありません。
そのために、必要なことは適切な方法でヘアケアをしていくことです。
傷んでしまった髪の毛を自宅と美容室でのケアでキレイにする方法/気をつけること
髪の毛をキレイにするためには、自宅でのセルフケアと美容室でのヘアケアの両立がとても大切になります。
なぜなら、髪の毛が傷んでしまう原因は、上記で解説した通り〝日常生活の中〟と〝美容室での施術の中〟に潜んでいるからです。
その両方の改善が何よりも重要です。
- 自宅でのホームケアで、日常生活の中でのダメージ軽減とダメージケアをしていくこと
- 美容室での施術で、髪の毛へのダメージ軽減とダメージケアをしていくこと
そのことを念頭に置いていただいた上で、ここからの内容を読んでください。
傷んだ髪の毛をキレイにするための方程式
キレイな髪の毛を手にいれられるのは、この方程式の内容を実践できたときです。
守りのケア×攻めのケア×質感コントロール×髪質チェンジ→美髪
このようなイメージです。
これ以上、髪の毛を傷めないために予防+防御力を高めるためのヘアケア
髪の毛をキレイな状態に導いていくために本格的にダメージのケアしていくヘアケア
スタイリング剤でキレイな髪の毛に見えるように質感を調整する
施術で元々の髪の毛よりもキレイな髪の毛が持っている髪質に変える
では、具体的にどうしたら良いのでしょうか?
詳しく解説していきます。
【ステップ1】守りのケアで髪の毛を傷ませない
髪の毛をキレイにするための第一歩は、髪の毛を傷ませないことです。
そのために、まず髪の毛が傷んでしまった原因を見極め、それをやめることでダメージを減らすことができます。
髪の毛が傷んでしまう原因は上記で解説したので、簡潔に記載します。
- 摩擦
- 熱
- 薬剤
- 間違ったホームケア
- 紫外線
- 加齢によるもの
- 海水、プールの水
- サウナ
など
このダメージの原因となることを避けることが先決です。
しかし、現実的に考えて髪の毛へのダメージを0にすることは不可能です。
なぜなら、髪の毛は摩擦でさえダメージを受けることがあるからです。
だからこそ、髪の毛を傷ませないために、髪の毛をダメージから守ってくれる防御力を高めることが大切です。
髪の毛が上記のことで痛みにくい状態にすることを指します。
例えば、〝日焼け〟をイメージしてみてください。
肌は紫外線によるダメージで日焼けしますよね。
場合によっては、赤くなったり、皮膚が剥けたりしてしまいます。
しかし、日焼け止めクリームを塗ることで紫外線から肌を守ってくれます。
同じ時間、外にいても【日焼け止めを塗ったとき】と【日焼け止めを塗らなかったとき】で比べると、日焼けの仕方には大きな差がでます。
髪の毛も同じで、何もヘアケアをしていないと摩擦、アイロンの熱、日焼けなどで髪の毛がダメージしてしまいやすいです。
しかし、適切なヘアケアをしていると、髪の毛の防御力が高まるので同じ摩擦、熱、紫外線を受けても髪の毛が受けるダメージは最小限に抑えることができます。
そんな防御力を高める方法は、美容室での集中ケアトリートメントや髪質改善トリートメント、自宅でのホームケアなどです。
- 摩擦ダメージ
→シリコンなどの皮膜で負担を抑える - 熱ダメージ
→耐熱性を高めてくれたり、熱で効果が高まるトリートメントを使用する - 紫外線ダメージ
→髪の毛用の日焼け止めスプレーなどを使用する
適切にヘアケアをしていくことで、日々受けるダメージは軽減できます。
そして、日々のダメージを軽減することで、攻めのケアの効果とキープ力がUPします。
逆に言うと、守りのケア(傷みの原因を取り除く+髪の毛の防御力UP)ができていないと、トリートメントをしても効果がないorすぐ効果がなくなるということに繋がるのです。
そ雨ならないように、まず土台を整えましょう。
その次に、本格的にダメージケアをしていきます。
【ステップ2】攻めのケアで本格的にヘアケア
ダメージのケアを本格的にしていく方法はこちらです。
- 洗浄力が優しく補修力のあるシャンプーを使う
- 補修成分のあるトリートメントを使う
- 美容室で髪質改善トリートメントをする
ただ、これらのことはしたら良い、使えば良い、というわけではありません。
それぞれのヘアケアの効果を最大限にまで高めることで、成果に繋がります。
シャンプーの効果を最大限にまで高める方法
シャンプーをするときにこれらのことを意識してみてください。
- 優しく泡立てる
- 毛先までしっかりと泡立てる
- 目の荒いクシで髪の毛を梳かす
- 泡がついたまま少し時間を置いて泡パックをする
こうすることで最大限にまでシャンプーの補修力を高めることができます。
このときの注意点は、洗浄力の優しく補修成分のしっかりと含まれたシャンプーを使用することです。
洗浄力が強いと、逆に髪の毛を傷める原因になります。
補修成分が入っていないとせっかくの泡パックも意味のないものになります。
トリートメントの効果を最大限にまで高める方法
トリートメントをするときにこれらのことを意識してみてください。
- 髪の毛の水気を軽く取る
- トリートメントを中間毛先につける
- 目の荒いクシで梳かす
- チェンジリンスをする
- すぐ洗い流さず少し時間を置く
こうすることで、トリートメントの効果を最大限に発揮することができます。
- 洗面器に水を少量入れ、髪の毛にその水をかける。
- 滴り落ちてくるその水を洗面器で受ける
- 髪の毛にトリートメントを揉み込む
- トリートメント水になった洗面器の水をもう一度髪の毛にかける
- 髪の毛を揉み込む
- 上記を何度か繰り返す
こちらもシャンプーの場合と同様に、補修力のあるトリートメントを使用することが大切です。
アウトバストリートメントの効果を最大限に発揮する方法
アウトバストリートメントをつけるときにこれらのことを意識してみてください。
- あらかじめ髪の毛のもつれは梳かしておく
- トリートメントを中間毛先につける
- しっかりと揉み込む
- クシで梳かす
- もう一度、しっかりと揉み込む
こうすることで、アウトバストリートメントの効果を最大限に発揮できます。
髪質改善トリートメントの効果を最大限に発揮する方法
髪質改善トリートメントをするときにはこれらのことについて意識してみてください。
- 自宅での摩擦、熱、紫外線などのダメージを受けないように気をつける
- シャンプーの洗浄力は優しく
- トリートメントは補修効果のあるものを使用する
- 髪質改善トリートメントの質にこだわる
髪質改善トリートメントは、補修力に長けたトリートメントです。
そして、髪の毛の防御力も高めることができる優れたトリートメントのことです。
ですが、完璧ではありません。
摩擦、熱などダメージの原因となることが髪の毛に加わるたびに、髪質改善の効果は薄れてきます。
(髪質改善の効果でダメージ自体は抑えられます。)
だからこそ、守りのケアを徹底することが大切です。
そして、一言に髪質改善と言ってもその施術内容は美容室の数だけあると言っても過言ではないです。
なので、髪質改善の質にもこだわりたいところです。
しかし、髪の毛の傷みが大きくなるほど、ヘアケアをしてもすぐにキレイな髪の毛にはなりません。
時間がかかります。
本当の意味でキレイな髪の毛にするためには時間がかかりますが、キレイに見える髪の毛にすることは今すぐにでもできます。
【ステップ3】質感コントロールでパサパサ髪を即効でキレイにする
キレイに見える髪の毛にするには、ツヤやまとまりのある質感に髪の毛をコントロールする必要があります。
その方法はこちらです。
- 髪質や髪の毛の状態に合わせたスタイリング剤をつける
ヘアケアをしてもパサついている髪の毛は、スタイリング剤をつけることで髪の毛がキレイに見えるようにします。
スタイリング剤に含まれている油分や保湿成分、シリコンなどが髪の毛にツヤを出してくれます。
ヘアケアだけでは出ないツヤやまとまりもスタイリング剤をつけてセットすることで出るようになります。
ここまでの内容を実践していくことで、髪の毛は内側から見た目までキレイになります。
最後に、さらにキレイな髪の毛にするために髪質を変える方法についても解説していきます。
【ステップ4】髪質チェンジで乾かしただけでもキレイな髪の毛にする
乾かしただけもキレイな髪の毛にする方法はこちらです。
- 縮毛矯正で髪質をキレイな髪質に変える
これで、髪質をキレイな髪の毛の髪質に変えることができます。
これは髪の毛のダメージを改善するものではなく、ダメージの改善ができた後、髪質が原因となりツヤのあるキレイな髪の毛にできない場合に有効となる方法です。
例えば、くせのある髪の毛はダメージとは関係なく、パサついたり、広がったりしています。
そのような髪質の場合、ヘアケアだけではツヤツヤのストレートがキレイな髪の毛にすることはできません。
その〝不可能〟を〝可能〟に変えるには、髪質そのものを変える必要があります。
縮毛矯正で髪質を変えることで、元々の髪質では叶えられなかったキレイな髪の毛にすることができます。
以上が傷んでしまった髪の毛を自宅と美容室でのケアでキレイな髪の毛にする方法です。
ここからは、もう少し具体的にシチュエーション別に傷んだ髪の毛をキレイにしていくための方法について解説していきます。
シチュエーション別の対処法
このような時の対処法について解説していきます。
- ブリーチ、縮毛矯正をやりたい時
- アイロンやコテを使用したい時
- 夜寝ている時に受ける摩擦ダメージを抑えたい時
- 外に出て紫外線を浴びる機会が多い時
では、順番に解説していきます。
ブリーチ、縮毛矯正もOK!やりたい髪型と美髪の両立を叶える
髪の毛に大きなダメージを与えてしまう可能性のある施術がブリーチや縮毛矯正です。
それらをおこなってもキレイな髪の毛をキープするためには、まず薬剤によるダメージそのものを減らすことが先決です。
ブリーチ
- ダメージを抑えたブリーチ剤でブリーチをしてもらう
- ブリーチ剤の中にケア成分を入れてもらう(髪質改善など)
- ブリーチで必要以上に色を抜きすぎないようにする
縮毛矯正
- ダメージの少ない薬剤で縮毛矯正をあててもらう
- 縮毛矯正の間に処理剤(補修成分など)を使用してもらう
(髪の毛の状態によっては必要ないことも) - 適切なパワーバランスであててもらう
ブリーチや縮毛矯正によって傷んでしまった髪の毛をトリートメントでケアするよりも、まず最初に傷ませる前に傷ませないブリーチや縮毛矯正をすることが大切になります。
そのほかにも、髪の毛の状態を悪化させないために、自宅でのシャンプートリートメントやアウトバストリートメント、髪の毛を傷めない扱い方をするなどの自宅でのホームケアも大切になります。
ブリーチや縮毛矯正をした髪の毛は、その施術内容によってダメージの大小はあるものの、ダメージを受けて繊細な状態になっていることもあります。
そのため、自宅でのホームケアでさらに傷めてしまわないように、しっかりとヘアケアして髪の毛の状態をより良くしていくことで髪型や髪色を楽しむことができます。
それらのことに気をつけることで、ブリーチや縮毛矯正をしてもキレイな髪の毛をキープすることができます。
アイロン、コテの使用もOK!熱ダメージを味方に
髪の毛は熱によってダメージを受けやすいので、アイロンやコテを使用する際の熱ダメージには注意が必要です。
- アイロンの温度は160度以下にする
(髪質によってもう少し下げた方が良いこともある) - アイロンの質にこだわる
- トリートメントは熱耐性を高めてくれるものを使用する
- アイロン前に不用意にオイルをつけない
アイロンの温度
まずアイロンの温度は、160度以下が推奨です。
温度が高すぎると、髪の毛がタンパク変性を起こし、硬くゴワゴワギシギシと傷んでしまいます。
生卵の白身を高温のフライパンで熱すると、白く固まってしまうのと同じで髪の毛も硬くなり、悪化すると毛先が白く枝毛になってしまうので要注意です。
アイロンの質
プレートの良し悪しと温度設定を細かく行えるかどうかが大切です。
シルクプレートと呼ばれるプレートのアイロンだと髪の毛への熱の伝わり方が比較的穏やかなので、ダメージを受けにくいです。
水蒸気爆発も起こしにくい(水分の残っていた髪の毛をアイロンしたときにジュッということ)ので、アイロン初心者さんから毎日使う上級者の方まで安心して使用できます。
トリートメントの種類
自宅でのヘアケアの際に使用するトリートメントで、アイロンを使用する方と相性の良いトリートメントがあります。
- 熱耐性を高めてくれるもの
→ホホバオイル、シクロペンタなど - 熱の力で補修力の高まる成分
→γ~ドコサラクトン、メドウフォーム-δ-ラクトンなど
これらの成分の含まれたトリートメントを使用することで、熱ダメージを最小限に、熱を味方にすることがでます。
アイロン前にオイル
アイロン前のオイル使用は髪の毛を傷めてしまう原因になることが多いです。
なので、アイロン使用前用のオイルでも本当に使用して良いものなのか要注意です。
油を引いたフライパンで卵の白身(髪の毛と同じタンパク質)を焼くとこんがり焼けるかと思いますが、髪の毛もこんがり焼けてしまいます。
卵の場合は美味しそうですが、髪の毛の場合はダメージの原因です。
しかし、上記で紹介した耐熱性のあるものや熱の力で補修力の高まるものは、アイロンを使用する方にとっては、熱の力を味方にすることができるので、使用することもオススメです。
ただ、注意点があります。
×アイロンを使用する直前にオイルをたっぷりつける
○髪の毛を乾かす前につける
(どうしてもアイロンの直前に使用したい場合は、少量にする)
これに気をつけていただけたら、熱によるダメージも最小限に抑えることができます。
知らず知らずのうちに受けている摩擦ダメージも解消
髪の毛は些細なことで摩擦ダメージを受けてしまいます。
そのダメージを抑える方法は、
- 寝る時にシルクのナイトキャップを被る
- ブラッシングを丁寧におこなう
- タオルドライを丁寧にする
シルクのナイトキャップを被る
夜寝ている時に髪の毛は、寝返りと共に髪の毛が擦れて摩擦ダメージを受けてしまいます。
これが朝起きた時に髪の毛がパサついている原因です。
これを防ぐためには、寝返りを打っても摩擦を受けないようにすることです。
その方法がシルクのナイトキャップを被るです。
シルク素材のナイトキャップは、手触りがツルツルしています。
そのツルツル素材が髪の毛への摩擦を防いでくれる役割があります。
朝起きた時のパサつきが出にくくなります。
ブラッシングを丁寧に行う
絡まった髪の毛はさらなる絡みを引き起こしやすくなります。
その絡まりをキレイに梳かすのに、無理やり梳かしてしまうとそれが摩擦ダメージに繋がります。
なので、ブラッシングをする時は、丁寧に梳かしてください。
丁寧に梳かすには、梳かし方を意識すると良いかと思います。
- 内側→表面
- 毛先→根本
また梳かすタイミングも大切です。
- 朝起きた後
- 髪の毛をセットをする前
- お風呂に入る前
- お風呂から出た後
- アウトバストリートメントをつけた後
- 髪の毛を乾かした後
このタイミングは、髪の毛が絡まりやすかったり、絡まりを梳かしておくことで、髪の毛への摩擦を最小限に抑えることができる時です。
タオルドライを丁寧におこなう
お風呂上がりに髪の毛を拭く=タオルドライです。
そのタオルドライを丁寧におこなうことで、摩擦ダメージを最小限に抑えることができます。
濡れている髪の毛は、乾いている髪の毛よりもダメージを受けやすいです。
摩擦に対してもデリケートな状態になっています。
なので、意識していただきたいことになります。
×髪の毛をゴシゴシと拭く
○髪の毛をポンポンと叩くように拭く
外に出ることが多くても紫外線ダメージを防ぐ方法
髪の毛は紫外線によってダメージを受けます。
髪の毛は肌の2倍日焼けするとも言われています。
しかも、肌と違い日焼けした髪の毛は元に戻りません。
肌で例えると、一度、日焼けしたらずっとそのこんがり肌色と付き合っていかないといけないのと同じようなイメージです。。。
日焼けしたら髪の毛を切るしかないです。
なので、たかが日焼けと思わず、しっかりと予防をすることが大切です。
外にいることが多くても紫外線によるダメージを軽減する方法はこちらです。
- 帽子を被る
- 日傘をさす
- 髪の毛用の日焼け止めスプレーを使用する
帽子を被る、日傘をさすに関しては、言うまでもないと思うので今回は省きます。
日焼け止めスプレーを使用する
肌と一緒で髪の毛にも日焼け止めというものが存在します。
外出前にスプレーを振っておくことで、髪の毛の日焼けを予防できます。
日焼け止めを選ぶ際には、SPFやPAを意識してみてください。
- SPF
UVBによる炎症をどれくらい長い時間防止できるかを表している - PA
→UVAに対する防御力の高さを表している
日焼け止めスプレーは一度塗ったら、一日中もう大丈夫というわけではないので、こまめに振り直して一日中しっかりと日焼け対策ができるようにすることが大切です。
上記のことに気をつけることで、ダメージを抑えることができます。
自宅でのホームケアの方法についてはこちらにも具体的に解説しています。
お風呂に入る前から寝るまで、朝起きてからのヘアケア方法についても解説していますので、一読ください。
髪の毛を傷ませない&キレイにする努力が大切
今回の記事で、傷んだ髪の毛をキレイにする方法について解説してきました。
この内容を実践していただくことで、パサパサ、ギシギシ、ゴワゴワして悩んでいた髪の毛をサラサラ、ツヤツヤでキレイな髪の毛にしていくことができます。
ただ、どれも一度おこなえば、あっという間に見違えるような美髪に変わる魔法のような方法ではないです。
キレイな髪の毛は1日にしてならず!です。
ですが、日々のあなたの努力によって、少しずつだったとしても必ずあなたの髪の毛はキレイな髪の毛に変化していきます。
あなたの努力に、髪の毛は必ず応えてくれます。
そのためにも、間違った方法でのヘアケアや傷ませてしまった根本的な原因を繰り返してしまう日々には、サヨナラしていただきたいです。
その上で、髪の毛をキレイにするためのヘアケアに力を入れていきましょう。
そうすることで、得られることはこちらです。
- 傷んだ髪の毛をキレイにできる
- キレイにできるまでのスピード感が上がる
- キレイな髪の毛をキープすることができる
ここまで読んでくださったということは、熱心なあなただと思います。
キレイな髪の毛を手に入れて、サラサラ、ツヤツヤ、ツルツルな髪の毛で髪型を楽しんでいけるようにしていきましょう。
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