髪の毛が傷むと、どのような状態になるのでしょうか。
今回の記事では、そのことについて解説していきます。
なぜ、そのことを解説するのか?
その答えは、あなたの髪の毛をツヤツヤでサラサラのキレイな髪の毛にするためです。
というのも、髪の毛をキレイにするためのヘアケア方法は髪の毛のダメージレベルによって変わるからです。
つまり、あなたの努力を最大限に発揮するためにも、ツヤのあるキレイな髪の毛を手に入れるためにも、髪の毛のダメージに合わせたヘアケアをする必要があるということです。
今、自分の髪の毛がどれくらい傷んでいるかわかりますか?
今回の記事の序盤はダメージ診断の方法になっているので、必要のない方は、この記事の序盤は読む必要ありません。
見出し【髪の毛のダメージの状態別の対処法】から読み進めてください。
(下記目次の見出しをクリックいただくと、すぐ見れます)
髪の毛をキレイにするための方法がすぐわかります。
しかし、〝わからない〟そう思われた方は、この記事の内容が参考になります。
あなたにとって最適解となるケアをおこなうために、まずは自分の髪の毛がどれくらいダメージをしているのか判断できるようになりましょう。
そして、髪の毛の状態に合わせた効果的なヘアケア方法で、周りの人たちからも憧れられるキレイな髪の毛を手に入れましょう。
- 髪の毛が傷むとどうなるのかわかる
- 自分の髪の毛のダメージレベルの診断ができるようになる
- ダメージレベルに合わせて正しいヘアケアができるようになる
傷んでパサパパサした髪の毛の悩みを解決し、キレイな髪の毛を手に入れるための第一歩として、ぜひこの記事を最後までお読みください。
では、早速解説していきます。
髪の毛は痛む(ダメージすると)とどうなる?
髪の毛は痛むと、ダメージした髪の毛に変化していきます。
具体的にはこのように変化をします。
ダメージレベル別に分類!傷んだ髪の毛に起こる変化
以下は、ダメージレベルに応じた髪の毛の変化の一例です。
- ローダメージ
-
髪の毛の表面のキューティクルがわずかに損傷している状態。
髪の毛はまだサラサラとしており、ダメージした感じは感じにくい。 - ミドルダメージ
-
中間〜毛先にかけての髪の毛にザラつきや乾燥が感じられるようになる。
カラーやパーマなどの施術を数回受けた後の状態として考えられます。
髪の毛のダメージが自分でも気になるようになってくる状態。 - ハイダメージ
-
キューティクルの大部分がはがれ、髪の毛の内部が露出している状態。
髪の毛の手触りが非常に悪く、乾燥やザラつきが顕著になる。
また、髪がもろくなり、切れ毛や枝毛ができやすい状態。 - 極度のダメージ(ビビリ毛)
-
髪の毛の内部構造が大きく損傷し、髪の毛が非常に弱くなる。
手触りも見た目もチリチリしていて、ツヤがない。
この状態では、トリートメントをしても効果を感じにくい。
下の状態に近づくにつれて、ダメージは大きくなります。
ただ正直、これを見ても自分の髪の毛がどれに該当するのかよくわからないですよね。
なので、もう少しわかりやすく解説します。
髪の毛が傷むと感じるダメージヘアの症状
髪の毛が傷んでいくと、変わることはこの3つです。
- 髪の毛の見た目
- 髪の毛の手触り
- 日常生活の中での扱いやすさや髪の毛のコンディションの悪化
- 美容室でのカラートリートメントなどのモチやクオリティーの良し悪し
ではこれらがどのように変わっていくのでしょうか?
思い当たる節が多くなるほど、髪の毛に傷みが出ている可能性が高くなります。
では、1つずつ順に見ていきましょう。
髪の毛が傷むと見た目が悪くなる
髪の毛の見た目に現れる変化はこれらです。
- 髪の毛のツヤ
- 広がり具合
- 切れ毛、枝毛
- カラーの色落ち
髪の毛にツヤがなくなり、広がりやすくなります。
それだけでなく、ダメージが大きくなるにつれて切れ毛や枝毛ができるようになってきます。
そして、カラーの色持ちも悪くなり、毛先だけ明るく抜けてしまいやすくなります。
髪の毛の手触りもザラザラと悪くなる
髪の毛の手触りで感じる変化はこれらです。
- 髪の毛の指通りの滑らかさ
- 髪の毛の乾燥具合
- 手グシやクシで梳かした時の絡まりやすさ
髪の毛の指通りの滑さがなくなり、ザラザラしてきます。
また、髪の毛が乾燥してパサパサしやすく潤いを感じられなくなってきます。
髪の毛が絡まりやすくもなるため、手グシやクシで梳かすことが難しくなってきます。
日常生活の中で髪の毛の扱いがしにくく、コンディションが悪くなる
日常生活の中で感じる変化はこれらです。
- シャンプーの泡立ち
- ドライヤーでの乾きやすさ
- セットのしやすさ
- 髪の毛の枝毛や切れ毛
シャンプーの泡立ちが悪くなり、泡立てるために必要なシャンプーの量が増えてしまうこともあります。
また、髪の毛を乾かすことも大変になったり、せっかくセットした髪の毛のキープ力が悪くなったり、そもそものセットがうまくキマりにくくなります。
また、髪の毛が切れて、短い髪の毛が増えて、髪の毛がスカスカになってしまうこともあります。
美容室でのカラートリートメントなどのモチやクオリティーの良し悪し
美容室で行った施術や自宅でのヘアケアの際に感じる変化はこれらです。
- 美容室でのカラーやパーマ、縮毛矯正などのモチ
- トリートメントや髪質改善のキープ力
- 仕上がりのクオリティー
美容室でしてもらったカラーやパーマ、縮毛矯正のモチが悪くなり、楽しみにくくなります。
せっかくしたトリートメントや髪質改善の効果やキープ力も悪くなってしまいます。。
また、それらの仕上がりのクオリティーも低下してしまいます。
では、実際にあなたの髪の毛は傷んでいるのでしょうか?
髪の毛がダメージしているのか、そのセルフで調べる方法について、ここからは解説していきます。
自分の髪の毛はどれくらい傷んでいる?ダメージレベルのセルフ診断方法
髪の毛はダメージすると、まずキューティクル(髪の毛の外側)から損傷し始めます。
その後、徐々に内部へのダメージにつながっていきます。
そのため、髪の毛のダメージレベルを見極めるためにチェックするところは主に見た目や手触り、髪の毛の内部の状態です。
その見極め方をダメージレベル別に解説していきます。
【ダメージ初期】ローダメージ〜ミドルダメージの髪の毛の状態
ローダメージ〜ミドルダメージにかけての髪の毛は、主に見た目や手触りが悪くなっていきます。
髪の毛の内部よりも外側。
つまりキューティクルが損傷をしている可能性が多いです。
そのため、自分自身の髪の毛が傷んでいるかを見極めるには、髪の毛の見た目の状態をよく観察したり、手で触ってみて確認する方法がわかりやすいです。
ダメージの確認方法1
例えば、このようなことに思い当たる節はありませんでしょうか?
- 最近、髪の毛にツヤがなくなった気がする
- クシや手グシを通した時に髪の毛が絡まることが増えた
- 乾かした後、毛先がパサパサと広がる
- 手触りがザラザラ、ゴワゴワしている
- 毛先と根元で髪の毛の手触りや乾燥具合やツヤの出方が違う気がする
- 毛先に何本か枝毛ができている
- セットしても昼にはパサついている
- カラーをしても毛先だけ色が抜けやすい
どうだったでしょうか?
思い当たる節が少ないほどダメージは少なく、思い当たる節が多くなるほど髪の毛がうけているダメージは大きくなります。
ただ、注意点があります。
ツヤや手触りは、ダメージとは関係なく【髪質】が原因となり悪くなっている場合もあります。
※髪質が原因の場合は対処法が異なリます
なので、髪の毛が〝ダメージしている〟のか、〝髪質の性質上〟そうなっているのかを見極めることが大切になります。
それを見極める方法についてもご紹介します。
ダメージの確認方法2
その方法はこちらです。
親指と人差し指の指の腹で数本の髪の毛を分けとり、根元から毛先に向かって指の腹で滑らせるように触る
このときの根元から毛先までの手触りの変化を確認する
- 均一にザラザラしている
→髪質によるザラつきの可能性あり - 根元はツルツル、毛先にいくにつれて段々とザラザラ
→ダメージによってザラついてる可能性が高い
このようにして、髪の毛の根元から毛先までの状態を確認することで、ダメージによるものなのか髪質によるものなのか確認することができます。
では続いては、大きなダメージを受けているか確認する方法についてご紹介していきます。
【ダメージ進行期】ハイダメージの髪の状態
さらに大きなダメージを受けると髪の毛の内部にも大きな影響があります。
そのため、見た目や手触りの他に、髪の毛の内部の状態も確認する必要があります。
ここからは、髪の毛のキューティクルダメージが大きくなった場合の確認方法はもちろんのこと、目では見えない髪の毛の内部のを確認する方法についても紹介させていただきます。
ダメージの確認方法1
例えば、このようなことに思い当たる節はありませんでしょうか?
- 乾かした後の髪の毛の広がりがひどい
- 髪の毛の手触りがギシギシ、チリチリしている
- 髪の毛のパサつきがひどく、トリートメントをしてもパサパサする
- ストレートアイロンをしても上手く伸びない、キレイにならない
- 毛先に枝毛がたくさんできている
- 髪の毛が濡らすと絡まる、絡まりを梳かすのが大変
- 髪の毛が乾いた状態でクシで梳かすと、絡まった髪の毛がブチっと切れることがある
- カラーの色落ちが毛先だけ早い
- パーマをしてもバサバサとしてキレイなカールが出ない
- 縮毛矯正をしてもキシキシしたり、パサパサしやすい
これらは髪の毛のキューティクルへのダメージが進行した状態です。
そして、髪の毛の内部へのダメージが加わっている状態でもあります。
思い当たる節の多かった方は、髪の毛が大きなダメージを受けている可能性があります。
そして、これから紹介させていただくことに思い当たる節が多ければ、髪の毛の内部にさらに大きなダメージを受けているので要注意です。
ダメージの確認方法2
これはこちらです。
- シャンプーが泡立ちにくい、泡立ってもすぐに泡がなくなる
- 髪の毛の毛先がキンキンに光るように明るい
- 髪の毛が水を吸い込みやすくなった気がする
- 水は吸い込みやすくなったけど乾かしたらカラカラに乾燥する
- 髪の毛がドライヤーで乾きにくい(特に毛先)
- 濡れている時に髪の毛を折り曲げた時に弾力がなくなっている
- 濡れている時に髪の毛を数本引っ張ったら何センチも伸びる
- 髪の毛が乾いた状態でクシで梳かすと、髪の毛がすぐ切れる
どうだったでしょうか?
ここまでくると、大きなダメージを受けている状態なので、根気強くヘアケアしていく必要があります。
この状態でもすでにハイダメージですが、もう一段階上のダメージ状態があります。
ひどいダメージ?極度にダメージした髪の毛の状態
ここでいう極度のダメージをした髪の毛は、ビビリ毛になった髪の毛のことを指します。
髪の毛が極度のダメージを受けて、ビリビリ、チリチリになってしまった状態。
髪の毛の中にも大きなダメージを受けているので、修正することも難しい。
この状態になってしまうと、大変です。
その確認方法についてご紹介させていただきます。
確認方法
例えば、このようなことに思い当たる節はありませんでしょうか?
- 髪の毛がチリチリと細く縮れている
- 髪の毛を濡らすと、テロテロになり折り曲げた時に弾力がない
- 髪の毛を乾かすとジリジリした感じになる
- クシがまともに通らない
- 毛先が非常に広がって、傘のように裾広がりなシルエットになる
これらの現象は髪の毛の中にも大きなダメージを受けてしまっている状態です。
上記でも少し解説しましたが、セルフ診断をする時には注意点もあります。
セルフ診断する際の注意点
上記でご紹介した確認方法は、ダメージとは関係なく【髪質】が原因となっている場合にも該当することがあります。
なので、髪の毛が〝ダメージしている〟のか、〝髪質の性質上〟そうなっているのかを見極めることがキレイな髪の毛にするためには大切になります。
髪の毛のダメージは本当?くせによるものかも?
特にこれらの症状は、ダメージの場合も髪質の場合も該当する内容になっているので要確認です。
- 髪の毛にツヤがない
- 髪の毛が常に乾燥している
- 乾かした後、パサパサと広がる
- 手触りがザラザラ、ゴワゴワしている
- セットしても昼にはパサついている
- トリートメントをしても髪の毛がパサパサしている
- パーマをしてもバサバサとしてキレイなカールが出ない
これらは特に髪質が〝くせ毛〟の場合に起こりやすいことです。
なので、髪の毛のダメージだけでなく、自分の髪質に対しても、意識していただきたいです。
うねるだけがくせ毛ではない!このくせ毛に要注意
くせ毛といえば、〝うねっている〟髪の毛を想像される方が多いかと思います。
しかし、本当はうねるだけがくせ毛ではないのです。
むしろくせ毛には、髪の毛がダメージしているのでは?と勘違いしてしまいやすい特徴があります。
- 髪の毛が乾燥している
- 髪の毛が広がっている
- 表面にホワホワとしたダメージしているように見える髪の毛がある
- 手触りがザラザラ、ゴワゴワしている
- 髪の毛が常にパサついている
- トリートメントをしても効果が持続しない
思い当たる節はありましたでしょうか?
これらは、髪の毛のダメージと勘違いしやすいことになるので注意が必要です。
思い当たる節のあった方は、こちらの記事もご参考ください↓
自分ではよくわからない時は、美容師さんに確認することもオススメです。
では、ここらで話を本題に戻します。
なぜ髪の毛は傷んでしまうのでしょうか?
これが原因!なぜ髪の毛はダメージする?
髪の毛がダメージする原因はこの3つです。
- 熱によるダメージ
- 摩擦によるダメージ
- 薬剤によるダメージ
大きく分けると上記3つのダメージが大きな原因になります。
順番に具体例を紹介していきます。
原因1,摩擦によるダメージ
髪の毛は、摩擦に対して繊細です。
ちょっとした摩擦でも髪の毛にとっては、大きな負担になっていることもあります。
摩擦ダメージの特徴は、切れ毛や乾燥、パサつきなどです。
そのほかにも、表面の髪の毛にパヤパヤとした縮れているような髪の毛が発生することもあります。
これから記載することに該当する方は要注意です。
髪の毛の扱い方
- ヘアゴムを緩めずに引っ張って外す
- クシで梳かす時に引っかかっていても無理やり梳かす
- 手櫛を頻繁に通す
- お風呂前にブラッシングをしない
お風呂の時
- 泡立ち不足でシャンプーをする
- 絡まったまま無理やりシャンプーする
- 強い力、激しい動きでシャンプーをする
お風呂上がり・寝る時
- 髪の毛をタオルでゴシゴシと拭く
- 髪の毛が濡れたまま寝る
- お風呂上がりにすぐ乾かさない
- 髪の毛が濡れた状態で髪の毛を頻繁に触る
- 摩擦のかかる枕カバーを使用する
特に髪の毛が濡れている時は、摩擦に敏感な状態なので気をつける必要があります。
続いては、熱ダメージについてです。
原因2,熱によるダメージ
髪の毛は、熱に対しても繊細です。
熱ダメージの特徴は、髪の毛が硬くなったり、毛先が白く枝毛になってしまうことです。
髪の毛が乾燥してパサパサしたり、ゴワゴワすることもあります。
そのような状態になってしまう原因はこれらです。
コテ、アイロン
- オイルをつけてから使用する
- 160度以上の温度で使用する
- 同じ箇所に何度もあてる
- 毎日使用する
ドライヤー
- くるくるドライヤーを何度も同じ箇所に使用する
- 温度の高いドライヤーを使用している
- ドライヤーを近距離で同じ箇所に当て続ける
お風呂
- 熱いお湯で髪の毛を洗う
特にコテ、アイロンは温度が高くなるため、適切に使用しないと大きなダメージに繋がってしまうこともあるため注意が必要です。
続いては、薬剤ダメージについてです。
原因3,薬剤でのダメージ
カラーやパーマなどで使用する薬剤で、髪の毛がダメージしてしまうこともあります。
強すぎる薬剤による施術は髪がパサつく、ギシギシする、引っかかるなど様々な悩みが生じてしまいやすいです。
そのような状態になってしまう原因はこれらです。
セルフ
- ホームブリーチをする
- ホームカラーをする
美容室
- ブリーチカラーをする
- 不適切な縮毛矯正をする
- パーマをする
(ハードパーマになるほどダメージ大) - カラーをする
(ハイトーンになるほどダメージ大)
特にホームカラー、ホームブリーチ、ホーム白髪染めなど、自宅で使用できる薬剤は、パワーが強いので薬剤ダメージが大きくなります。
それに比べて美容室での施術の場合は、ダメージを抑えることができますが、ブリーチやハードパーマなどは、パワーの強い薬剤を使用するので髪の毛のダメージに繋がりやすいので注意が必要です。
最後に、その他のダメージする原因について解説します。
その他のダメージ
上記の内容以外にも、髪の毛がダメージしてしまう原因にはこれらのことがあります。
- 間違ったホームケアの方法
- 紫外線
- 加齢によるもの
- その他
順番に解説していきます。
間違ったホームケアの方法
- 洗浄力の強いシャンプー
- 髪質に合っていないシャンプー
- しっかりと泡立っていない状態で髪の毛を洗う
- 皮膜たっぷりのオイルなどのトリートメント
髪の毛に必要な皮脂まで取り除いてしまったり、美容室でしたトリートメントの補修成分も洗い流してしまい、乾燥やパサつき、トリートメントのモチの悪さに繋がります。
トリートメント
- シリコンなどの皮膜たっぷりのトリートメントを使用する
- シャンプーなどで洗い落としにくいトリートメントを使用する
- 根元からつける(つけても良いものもある)
シリコンなどの皮膜によって髪の毛はビルドアップ(髪の毛にシリコンが蓄積すること)します。
ビルドアップした髪の毛はどうなる?
髪の毛の表面にシリコンが蓄積して、髪の毛や頭皮がベタベタしたり、カラー、パーマなどがキレイに当たりにくくなったりします。
シャンプーが泡立ちにくくなり、乾きも悪くなります。
そのようになると、トリートメントの効果も発揮しにくくなり、髪の毛のダメージの原因になります。
その他にも
- 絡まった髪の毛を無理やり梳かすブラッシングや過度のブラッシング
- 用途に合っていないブラシの使用
- 髪の毛を自然乾燥させる
- ヘアアイロンの使用前にオイルをつける
これらも髪の毛を傷めてしまう原因になります。
紫外線
- 雪山、海の日差しを受ける
- 直射日光をよく浴びる
- 外にいる時間が長い
- 髪の毛用の日焼け止めを使用しない
紫外線は髪の毛をダメージさせてしまいます。
髪の毛のパサつきやゴワつき、ギシギシ感の原因になります。
特に紫外線は、カラーの色落ちが早くなることにつながることも多いので注意が必要です。
エイジングによるもの
- ホルモンバランスの変化
- 頭皮の老化、血行不良
- 重力での毛穴が歪み
- 紫外線ダメージ
など
エイジングについては、特に30代後半から40代あたりから悩み始める方が多い印象ですが、エイジング自体は20代から始まっています。
エイジングした髪の毛は、ダメージした髪の毛のようにパサパサしやすくなります。
そして、ダメージも受けやすくなるので注意が必要です。
その他
- 海やプールによく行く
- 温泉やサウナによく行く
- 髪の毛のお手入れをしない
- 静電気
意識しなければ、気にしない行動かもしれませんが、どれもダメージに繋がる行動なので注意していただきたいです。
では、キレイな髪の毛にするにはどうしたら良いのでしょうか?
髪の毛のダメージの状態別の対処法
傷んだ髪の毛をキレイな髪の毛にする方法は、以下の3つの方法で叶えていきます。
- 守りのケア①(ダメージの予防)
- 守りのケア②(髪の毛の防御力を高める)
- 攻めのケア(髪の毛を補修をしていく)
守りのケア=ダメージを悪化させないためのヘアケア
攻めのケア=髪の毛をより良くするためのヘアケア
ローダメージの髪の毛(ほぼダメージなし)の場合は、予防を重点的におこなっていくことでキレイな髪の毛の状態をキープできます。
ミドルダメージ(ダメージが気になり始めた状態)の髪の毛やハイダメージ(大きなダメージがある状態)の髪の毛などの場合は、予防にプラスして防御力も高めていきます。
そして、髪の毛をキレイな状態にしていくために、補修にも力を入れることが大切になります。
ダメージが大きくなるにつれて、補修の重要度が高まります。
ただ、極度のダメージを受けてしまった場合はそれらでは解決できない可能性があります。
では、ここからは各項目について詳しく解説していきます。
ローダメージの髪の毛のケア方法
この場合は、髪の毛をダメージさせる原因を取り除く=今の状態(キレイな状態)をキープさせることが大切です。
そのために力を入れることは、守りのケア①です。
つまり、ダメージの〝予防〟です。
ローダメージ毛のケアの考え方
髪の毛がダメージする原因はこれらでしたよね。
- 摩擦
- 熱
- 薬剤
- 紫外線
など
これらによるダメージがなければ髪の毛は痛みません。
なので、予防(髪の毛をダメージさせる原因を取り除く)ことができるとキレイな髪の毛をキープできます。
予防とは、例えるなら、歯みがきのようなものです。
毎日おこなう歯みがきの役割の一つは、虫歯などの病気を予防するためにですよね。
自分の歯並びや状態に合わせてキレイに磨ける歯ブラシを使ったり、歯磨き粉も用途に合わせて自分に合ったものを使ったり、フロスを使ったりなど、虫歯にならないための予防に気を遣うことで、虫歯のないキレイな歯をキープできます。
また、数ヶ月に一度、歯医者さんに通い、異常がないかチェックした上で、磨き残しの部分のクリーニングをしたり(虫歯予防)もしますよね。
そのようなイメージで、髪の毛を傷ませないようにします。
ダメージの原因を取り除く方法
髪の毛をダメージさせないために、意識していただきたいことはこれらです。
髪の毛をダメージさせないように気をつける
- シャンプー、タオルドライなどの摩擦
→シャンプーはしっかり泡立てる、柔らかい素材のタオルを使う - アイロンなどの熱
→温度を160度以下にする、同じ箇所を何度もしない - カラー、パーマなどの薬剤
→ホームカラーやハイトーンを避ける、ダメージを抑えた施術をしてもらう - 紫外線、プール、海、サウナ
→帽子をかぶる、日傘をさす、プールや海の水に髪の毛をつけない
など
使用するものを見直す
- 洗浄力の強いシャンプー
→洗浄力の優しいものにする - 皮膜強いトリートメント
→皮膜メインのトリートメントは避ける - 洗い流しにくいアウトバスやスタイリング剤
→しっとりと重たいタイプのオイルやバームを使わない - 品質の良くないストレートアイロンやコテ
→温度調整できない、プレートの滑りが悪いものを使わない - 使いにくいドライヤー
→温度高い、風量弱い
など
これらはダメージの原因となる場合があるので要注意です。
なぜなら、どんなに頑張ってシャンプーをしても、トリートメントをしても、ドライヤーで乾かしても、そのケア方法や使用するものが悪かったら効果がでません。
むしろ、髪の毛が傷んでしまう可能性すらあるからです。
どんなに頑張って歯磨きをしたとしても、歯磨き後の寝る前に甘いものを食べてしまうと虫歯になる可能性があります。
ヘアケアを頑張ってもそのヘアケアの方向性が間違っているとキレイな髪の毛にはなりません。
なので、適切な努力をおこない、「毎日頑張って良かった!」そう思える未来を迎えていただきたいです。
続いては、ミドルダメージ(ダメージが気になり始めた状態)の髪の毛の場合についてです。
ミドルダメージの髪の毛のケア方法
この場合に大切なことは、ダメージの原因を取り除く+ダメージしにくい髪の毛にする+キレイな髪の毛の状態へと導いていくことです。
そのために力を入れることは、ダメージの〝予防〟と髪の毛の〝防御力〟を高めることです。
そしてキレイな髪の毛にするための〝補修〟です。
ミドルダメージ毛のケアの考え方
上記でも解説しましたが、髪の毛へのダメージを防ぐことができたら髪の毛は痛みません。
しかし、今痛みが気になっているということは、日常生活の中にダメージの原因となることが多少なりともあるということです。
そのダメージの原因を今日からいきなり全て取り除くことは、あまり現実的ではありません。
なので、髪の毛の防御力を高めて(ダメージしにくい髪の毛の状態にする)、今までと同じ日常生活を送ったとしてもダメージしにくい髪の毛にすることが大切です。
ここでいう防御力とは、例えば、自宅での歯磨きの時に虫歯菌を寄せ付けにくい効果のある歯磨き粉を使ったり、歯医者さんでフッ素を塗ってもらうようなものです。
虫歯菌を寄せ付けない歯磨き粉を使っていると、歯に虫歯菌が寄ってきても虫歯になりにくいです。
そして数ヶ月に一度、歯医者さんに通った時に、虫歯になりにくいようにフッ素を塗ることで、さらに虫歯になりにくくなりますよね。
その状態が歯の防御力が高まった状態です。
そのような日々のケアと家ではできない専門的なケアを歯医者さんでおこなうことで、ずっとキレイな歯をキープすることができます。
(歯の専門家ではないので、あくまでもイメージで考えてください。)
それと同じように、ミドルダメージの髪の毛は、虫歯になりかけているけど、まだ完全にはなっていないギリギリでキレイな歯のような状態だと思ってください。
その時にまず1番におこなうことは、【悪化させない+悪化しにくい状態にする】です。
つまり、ダメージの原因を取り除く+ダメージしにくい髪の毛にするためのヘアケアに力を入れます。
その上で、髪の毛をキレイな状態にするための攻めのケアもおこないます。
髪の毛の防御力を高める方法
ダメージしにくい髪の毛にするためにおこなっていただきたいことは、ダメージを抑える効果のあるケアをおこなうことです。
摩擦ダメージ
- シリコンの含まれたシャンプートリートメントを使う
→シリコンは髪の毛の表面に薄い膜を張るため摩擦から髪の毛を守ってくれる効果がある - 洗い流さないトリートメントをつける
→オイルなどで髪の毛に膜を張ることで摩擦から髪の毛を守ることができる
熱ダメージ
- 乾かす前にトリートメントをつける
→ドライヤの熱から髪の毛を守ってくれる - 熱耐性のあるトリートメントを使う
→アイロンを使っても熱ダメージを受けにくい
(使いすぎや使うタイミングには注意)
薬剤ダメージ
- カラーなどの施術前に前処理をしてもらう(保護の役割)
→ダメージを抑えることができる - カラー剤などの薬剤の中にダメージ抑制効果のあるものを入れてもらう
→カラーそのもののダメージを軽減できる - カラーなどの施術後の後処理もしてもらう(経過劣化の防止)
→髪の毛の中に残っている成分が髪の毛にダメージを与えてしまわないようにする効果がある
日々、自宅で使うシャンプーやトリートメント、アウトバストリートメントなどを見直して髪の毛がダメージしにくい状態にします。
そして、髪の毛のダメージの大半を占める薬剤ダメージに対しては、美容室での施術の時に対処します。
美容室でおこなう通常のトリートメントのように、カラーなどによって髪の毛がダメージした後、施術の最後にやっとヘアケアをするのではなく、施術前、中、後のケアが大切です。
例えば、虫歯ができて歯の激痛に悩み始めてから初めて歯医者さんにいくのでは遅いですよね。
もう虫歯になる前の歯は戻ってきません。
虫歯になる前に、歯磨き粉を虫歯予防効果のあるものにして虫歯菌が寄ってきても虫歯になりにくい歯にします。
そして、歯医者さんでフッ素を塗ってもらい虫歯リスクを下げることが大切です。
※そのようなイメージです
自宅でのヘアケアの際に適したものを使用することで、ダメージしにくい髪の毛の状態にすることができます。
また、美容室での施術前、中、後の処理によって、フッ素同様に大きな効果を発揮します。
そして、攻めのケアもおこないます。
攻めのケアは、ミドルダメージとハイダメージ、極度のダメージの場合に特に重要になります。
攻めのケアの方法については、このあとのハイダメージの項目で解説します。
ハイダメージした髪の毛のケア方法
この場合は、上記で解説したダメージの原因を取り除く+ダメージしにくい髪の毛の状態にするに合わせて、最も大切になることが〝キレイな髪の毛の状態にするための補修〟をしていくことです。
ハイダメージ毛のケアの考え方
ハイダメージの髪の毛は、髪の毛の扱いがしにくく、そのままではキレイな髪の毛には見えない状態です。
その状態だと、守りのケアだけでは、ヘアケアが追いつきません。
そのため、攻めのケアで、しっかりと補修していくことが欠かせないです。
ただ、1つ注意点があります。
大きなダメージを受けて、パサついたり、、ゴワついたりしている髪の毛は、どんなにヘアケアをしても痛む前のキレイだった髪の毛の状態に元通りに時は戻りません。
虫歯になった歯が虫歯になる前の元の歯の状態には戻らないように。。
しかし、攻めのケアをしていくことで、キレイな髪の毛と同じようなコンディションの髪の毛にしていくことはできます。
・ダメージのしていないキレイな髪の毛
→ツヤがあり、手触りがサラサラのツルツルでまとまりのある髪の毛
・同じコンディションにできると、
→ダメージでキシキシ、ゴワゴワ、パサパサでまとまりのなかった髪の毛が上記のように、ツヤがあり、手触りがサラサラのツルツルでまとまりのある髪の毛になっていく
なので、髪の毛が受けているダメージが大きくなるほどに、攻めのケアが重要になります。
(もちろん、守りのケアがあってこそのものです)
髪の毛を補修する方法
攻めのケアは、髪の毛のダメージに対して効果的な補修できるタイプのシャンプーやトリートメント、美容室での施術中に髪の毛をキレイにするためのケアをおこないます。
シャンプー、トリートメントの成分
- 補修力のあるものを使う
→γ-ラクトン、ケラチン、シルク、など - 保水力のあるものを使う
→メドウフォーム-δ-ラクトン、コラーゲン、ポリクオタニム、リシンなど
美容室での施術
- カラー剤などの薬剤の中にダメージ補修効果のあるものを入れてもらう
→カラーの力を利用してケアできる - カラーなどの施術後のケアもしてもらう
→髪の毛が受けているダメージの状態に合わせて、必要なもので補修してもらう
それらのことを意識することで、キレイな髪の毛の状態にしていけます。
虫歯になった歯も適切に治療したらまだ進行を食い止められます。
ただ、そのためには歯磨きや歯磨き粉にこだわるだけでは難しいです。
歯医者さんでの適切な治療が必要です。
そして、場合によっては人工歯を入れることで、虫歯になった歯もキレイな歯と同じようなキレイな見た目にすることができます。
同様に、ハイダメージを受けた髪の毛も適切なケアをしていくことで、キレイな髪の毛にしていくことはできます。
では最後に、極度のダメージを受けた髪の毛について解説していきます。
極度のダメージを受けた髪の毛のケア方法
この状態になってしまった髪の毛の場合は、攻めのケアをしてもサラサラのツルツルの髪の毛にすることは難しい可能性が高いです。
そのため、1番のケア方法は髪の毛を〝切る〟ことです。
極度のダメージ毛(ビビリ毛)のケアの考え方
今回の記事の中でこのようにお伝えしてきました。
髪の毛は死滅細胞です。
そのため、ダメージした髪の毛を元通りの状態に戻すことはできません。
しかし、キレイな髪の毛と同じようなコンディションの髪の毛にしていくことはできる。
ただ、例外があります。
ダメージが大きくなるにつれて、それにも限界があります。
極度のダメージを受けた髪の毛の場合は、トリートメントをしてもケアが追いつきません。
そのため、極度のダメージを受けないように予防することが何よりも大切です。
極度のダメージを改善する方法
極度のダメージを受けてビビリ毛になった髪の毛をキレイにする方法は〝切る〟ことが1番の解決時方法になります。
トリートメントなどでヘアケアをすることで、少し手触りが良くなったり、まとまりやすくなったりすることはあるかと思います。
しかし、完全に良くすることはできません。
歯の状態も悪化しすぎたら、取り返しのつかない状態になり、抜歯するしかない状態に直面することもありますよね。
同様に、髪の毛もダメージが大きくなりすぎると、切る選択肢が1番の解決策になってしまうということです。。
時間はかかるかもしれませんが、少しずつでも大きなダメージのかかっている毛先を切り、ダメージをなくしていくことを考えていただけたらと思います。
では最後に、あなたの髪の毛をキレイな髪の毛にするために、もう1つだけ大切なことをお伝えさせていただきます。
【重要】キレイな髪の毛にするために欠かせないこと
それは、美容師さんと二人三脚でキレイな髪の毛にしていくことです。
あなた一人の力では、キレイな髪の毛にすることができません。
なぜなら、上記でも解説しましたが、髪の毛は美容室での施術でもダメージを受けるからです。
むしろ、大きなダメージは美容室での施術の時に受ける可能性が高いです。
(カラーやパーマ、縮毛矯正など。)
キレイにするために行った美容室で髪の毛を傷ませてしまっては元も子もありません。
そうならないように、美容室でもダメージの予防(すでにダメージしている場合はダメージの改善も)のできる施術をする必要があります。
つまり、〝ダメージを与えないように〟カラーをしたり、パーマをしたり、縮毛矯正をしたりすることが鍵を握るということです。
ダメージするからもうカラーは〝しない〟!という選択肢もありますが、それよりもカラーも矯正も楽しめるように〝ダメージは最小限に抑えた〟施術をするということが大切だと考えています!!
そうするための方法は、カラー剤などにダメージを予防する効果のある処理剤(トリートメントのようなもの)を入れることです。
これはあなた1人の力ではどうにもできません。
あなたと美容師さんの2人の力を合わせることで、今まで憧れていたキレイな髪の毛を手に入れることができます。
自宅と美容室での様々なケア。
この2つで、あなたの髪の毛は今まで以上にキレイな美髪になります。
そのトータルケアについては、こちらの記事もご参考ください↓
まとめ
今回の記事では、自分の髪の毛がどれくらい傷んでいるのか判断する方法について解説してきました。
そして、ダメージの状態に合わせて、3つのケアを駆使して、キレイな髪の毛を手に入れてただきたく思います。
- 守りのケア①
→ダメージの予防 - 守りのケア②
→髪の毛の防御力を高める - 攻めのケア
→髪の毛を補修していく
- ローダメージ
→守りのケア① - ミドルダメージ
→守りのケア①+守りのケア②+(攻めのケア) - ハイダメージ
→守りのケア①+守りのケア②+攻めのケア - 極度のダメージ
→切る
その具体的な方法については、該当する項目を読んでいただけたらと思います。
そして、美容室での施術もダメージを予防する施術をおこなうことが欠かせないです。
以上のことを意識していただくことで、髪の毛がキレイになっていきます。
なので、実践し実践していただきたく思います。
今回の記事では、ダメージを受けた髪の毛をキレイな髪の毛にするための方法について解説してきました。
今回の記事の中では、触れていませんが、ダメージを受けて傷んだ髪の毛をキレイな髪の毛に見せる方法もあります。
ここまでの内容を読んでいただいた上で、もっと具体的に自宅で行うヘアケアの方法について詳細に解説した記事は、こちらをご覧ください↓
家でのヘアケアの方法についてかなり具体的に解説しています。
上記の方法でキレイな髪の毛にならなかった方へ
髪の毛がパサパしていて、【髪の毛が傷んだ】と感じる原因は、髪の毛のダメージだけが原因ではありません。
今回の記事では〝ダメージに着目〟した解決方法について解説していますが、そのほかのことが原因となっている場合は改善されない場合もあります。
その場合は、こちらの記事をお読みいただくことで、なぜキレイな髪の毛にならないのか。
そして、キレイな髪の毛にするためにはどうしたら良いのかがわかります↓
あなたの髪の毛を美髪にするためには、トリートメントをするよりももっと前に大切なことがあるかもしれないです。
トリートメントも大切ですが、キレイな髪の毛にしていくための〝順序〟が大切です。
あなたの悩みが少しでも解決される手助けになりましたら幸いです。
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