今までコンプレックスに感じていた【クセ】という髪質。
普段、生活している時に
- うねったり
- ハネたり
- 広がったり
etc…
このクセがイヤだなあ。。
と、思うことが多かったかもしれません。
今までは
このクセを【抑える】ためには、どうしたら良いのだろうか。
ということに頭を悩ませていたかもしれません。
しかし、これからはクセに対する考え方を変えて、
クセ毛でも髪型を楽しめる!ということを知っていただき、むしろクセ毛で良かったかも!と思っていただけるようなステキな髪型ライフを送っていただけたら嬉しく思います。
そのために今回の記事では、
クセ毛を楽しむために記事前半ではクセ毛のことを記事後半ではクセ毛との向き合い方について解説していきます。
クセ毛を活かすために相性の良いアイテムについてもご紹介させていただきます。
目次のタイトルを見て知っているかもと思われた方は前半は飛ばしていただいて大丈夫ですので、【ステップ2】からお読みください。
【ステップ1】クセについて知ろう!クセ毛の特徴とは?
クセと仲良くなるためには、まずクセのことについて知る必要があります。
その理由は、クセにどのような特徴があり、どういう時にどういう風になるのかを知ることで、
- 正しくクセと向き合うことができるようになる
- 正しくクセを扱うことができるようになる
からです。
クセ毛の特徴
皆さんご存じの通り、髪の毛は毛穴から生えています。
直毛の髪の毛は、その毛穴の形がまん丸ですが、クセ毛の場合は楕円形になっていることが多いです。
その影響もあり、髪の毛を輪切りにした時の断面の形も直毛はまん丸ですが、クセ毛は楕円形になっています。
楕円形になっているため髪の毛の中の構造もアンバランスになっており、それが原因となり髪の毛の【うねり】に繋がっています。
クセ毛にもいろいろな種類がある!?
一言にクセ毛といってもクセ毛の中には種類があります。
- 波状毛→波打つようにうねっているクセ
- 捻転毛→ねじれるようにうねっているクセ
- 縮毛→ちぢれているクセ
- 連珠毛→髪の毛にデコボコがみられる繊細なクセ
- +α→上記4種類のクセがミックスされたクセ
日本人に多いクセの種類は波状毛や捻転毛、もしくはその両方がミックスされたクセになります。
ちなみにクセには活かしやすい種類のクセと活かしにくい(活かせない)種類のクセに分かれます。
活かしやすいクセ
波状毛、捻転毛
活かしにくい(活かせない)クセ
縮毛、連珠毛
その違いはクセがうねりが多いのかちりつきが多いのかの違いです。
活かしやすいクセはうねりが多く、
活かしにくいクセはちりつきが多いです。
ただし、その両方の要素が混合している場合も多々あります。
そのようなクセがあると、日常的に感じてしまうクセ毛特有の悩みがあります。
クセ毛に共通する3つの悩み
クセ毛だと、この3つのことに頭を多く悩ませることになります。
ですがクセを活かすためには、この2つの問題を解決する必要があります。
クセを活かすにあたって障壁となるもの
- 髪の毛が広がる
- 髪の毛がパサつく
クセを活かせず、コンプレックスに感じてしまう原因の多くはこれに集約されます。
逆に言えば、上記2つの悩みさえ解決してしまえば、クセを活かすことができるということです。
この後に続く、ステップ2からは広がりやパサつきを抑えて、うねりを活かすための方法を解説していきます。
ですが、その前にお伝えすべき大切なことがあリます。
まずはそちらから解説していきます。
クセの出やすいタイミング
クセは髪の毛が濡れている時と乾いている時でクセの状態が変わります。
それがどういうことかと言うと
例えば、
濡れている時はうねる。
でも乾くとパサパサと広がる。
濡れている時は収まっている。
でも乾くと広がる。
濡れている時から広がっている。
乾くとさらに広がる。
という風に濡れている時と乾いている時でクセの状態が変わります。
濡れている時の状態は様々ですが、乾くとクセのデメリットの面が増大するイメージです。
その点からクセを活かすことができず、クセをコンプレックスに感じている方が多いように思います。
クセを活かすために大切なこと
クセを活かすためには、この3点について把握しておいていただきたいです。
- 自分のクセの種類
- 髪の毛が濡れている時と乾いている時でどのように変化するのか
- どこの部分のクセが強いのか弱いのか
つまり、まずは自分のクセについて知る必要があります。
自分のクセについて知ることが、自分のクセを活かせるようになるための第一歩です。
正確に判断しようと思うと担当していただいている美容師さんに尋ねることが確実ですが、下記の項目について考えるだけでも自分のクセについて知ることができます。
- うねるクセなのかちぢれているようなクセなのか?
- 髪の毛が濡れている時の状態と乾いている時の状態はどうなのか?
- 活かしやすいクセなのか活かしにくいクセなのか?
そして今回の記事で、1番覚えておいてほしいことがこちらです。
自分の元々の髪質(クセ)+今までの髪の毛の履歴(施術の履歴やダメージ)=今の髪質(うねり、広がり、パサツキ)
つまり、今のあなたの髪質は、自分の元々の先天的な髪質だけでなく、今まで美容室でおこなってきた施術や家でのヘアケアやヘアセットなども影響力して、後天的に出来上がった髪質であるということです。
その現在の髪質になるまでの間におこった変化が良いこともあれば、悪いこともあります。
ここで大切になってくることは、悪い変化(履歴)はなくしていき、良い変化(習慣)を増やしていくことです。
ここまでの内容で、クセの特徴について知り、自分のクセについて理解を深めることができたかと思います。
ここからは後天的に活かしやすいクセにしていくためについて解説していきます。
【ステップ2】クセを活かすためにやめていくこと
この項目は、美容室での施術に関係することについて解説していきます。
縮毛矯正をやめるタイミング
今、あなたがクセを抑えるために縮毛矯正をしている現状だとしましたら、これから縮毛矯正をやめていく必要があります。
その時に1番悩むことは、
どのタイミングで縮毛矯正をやめるのか。
だと思います。
今までずっとしてきた縮毛矯正。
やめることでうねったり、広がったり、ぱさついたりして手に負えなくなってしまうのではないだろうか、、。
そう不安に思う気持ちが大きいかと思います。
しかし、クセを活かすという選択をとるためには、いつかのタイミングで縮毛矯正をやめる必要があります。
縮毛矯正をやめる適切なタイミング
今の髪型、今までの髪の毛の履歴、クセの種類や強さ、理想の髪型などによって変わります
現在の髪の毛の状態によってそのタイミングは変わります。
ですが、そのタイミングをあえていうとしたら、最後に縮毛矯正をしてから1年前後(半年〜1年半)ほどをみていただきたいです。
ただし、上記はあくまでも大まかな目安となります。
実際に縮毛矯正をやめるタイミングは、信頼している美容師さんとよく相談の上、決定していただくことがオススメです。
髪質改善系のメニューは必要?
髪質改善系のメニューは、言い換えると縮毛矯正やストレートパーマ、トリートメントなどに分類されます。
これらの施術は、クセを抑える場合には必要となるメニューですが、クセを活かす場合には必要のないメニューになります。
たしかに髪質改善トリートメントは、やらないよりはやった方が髪質は美しくなります。
ですが、それよりももっと重視すべきことがあります。
髪質改善やトリートメントよりも大切なこと
それは良い習慣を増やしていくことです。
それは、ホームケアや自宅でのヘアセットになります。
美容室での1ヶ月や2ヶ月に一度の施術で髪質を良くすることに注力するよりも、まず日々のホームケアを改善する方が良いです。
なぜなら、日々のヘアケアの積み重ねによって髪質は変わっていくからです。
キレイなお肌を保つために日々のスキンケアがとっても大切!なのと一緒なんです。
髪の毛も日々のお手入れで変わります!
【ステップ3】クセ毛を活かすために欠かせない3つのこと
この3つのことが大切です。
- クセを活かすカット
- クセを活かすヘアセット
- クセに合ったホームケア
この3つが揃うことでステキな髪型にすることができます。
では、順番に解説していきます。
クセを活かすカット
どのようにカットをして、どのような髪型にするのか。
これがクセを活かした髪型にするための土台となります。
一度は耳にしたことがあるであろう
髪の毛を短くするとクセで広がるので、長めに残しておきますね。
髪の毛を軽くするとクセで広がるので、重めに残しておきますね。
この施術方針は、正しいとは言い切れません。
長めに残すことで、広がることもあります。
重めに残すことで、広がることもあります。
逆に、
短くすることでスッキリとした髪型にできることもあります。
軽くすることでスッキリとした髪型にできることもあります。
人によってクセの強さが違えば種類もやクセのでやすい箇所も違います。
1人としてその全てが同じという方はいません。
なので、クセを活かすために向いている髪型が人によってはボブになることがあれば、ショートヘアになることもあるということなのです。
大切なことはクセを見極めてあなたのクセに合わせたオーダーメイドの髪型にカットすることです。
決して、重く長く残すことが大切なことなのではありません。
クセを活かすヘアセット
その次に大切になることがヘアセットです。
クセ毛の特徴として、
髪の毛が乾くとパサつく・広がる
ということがあります。
ですが、パサついていたり、広がっている髪の毛ではステキな髪型にはなりません。
なので、その状態をどうにかする必要があります。
クセを活かした髪型にするために、あなたが目指す髪型はこのような髪型です。
- 自然なツヤがある
- 適度な束感がある
- シルエットがキレイ
この3つを手に入れることでステキな髪型になります。
そのために必要なことがヘアセットです。
クセを活かすためにはヘアセットは必ず必要となります。
そんなヘアセットを成功させるために大切なことは2つです。
- クセに合ったワックスを使う
- ワックスをクセに合わせた使い方をする
クセ毛を活かせるワックス選びのコツは
- 自然なツヤが出るもの
- 時間が経過しても髪の毛が乾燥しないもの
- 軽すぎず重すぎないもの
- 適度な束感の出るもの
- 髪の毛へのなじみの良いもの
- クセの活かし方に合ったセット力のもの
という風に様々なポイントがあります。
そして世の中には何百何千という数のワックスが存在しているのではないかと思います。
ぼく自身もその全てのワックスの性能の把握はできていませんが、今まで多くのクセ毛で悩む女性をクセを楽しむ女性に変身させていただく中で相性の良いワックスを探し求めてきました。
その過程で様々なワックスを試してきましたが、その中でも特に良かったものはこちらになります。
緩やかにうねる弱めのクセをクシャッとパーマっぽく活かしたい方向け
Voi(へアバター&ハンドクリーム)
特徴
- しっとりよりもかなりサラサラなつけ心地
- キレイなスッピン髪のように仕上がる質感
- 乾かないオイル成分使用で適度なツヤ感を1日中キープ
- 髪の毛に馴染ませた後はハンドクリームとして手になじませるのがオススメ
- 夜、少量つけると寝ている間のパサつき予防も可
- バーム特有のイヤなべたつきが一才なし
- ワックスがキライな人はコレがオススメ
使い方
- 朝、セットするときに、爪1つ分の量を髪の毛全体になじませる
- 夜、寝る前や乾かした後、小豆1つ分の量をかみのけ全体に薄くなじませる(寝ている間の摩擦によるパサつきが気になる場合)
クルクルとうねる強めのクセをキレイに生かしたい方向け
レタッチニューウェーブ
特徴
- いい感じのウェーブ感をそのままキープ
- パサつく髪の毛に美しいツヤと束間を
- 広がらない髪型にセットできる
- セットした時のツヤ、まとまり、クオリティーを1日キープできる
- 朝、髪の毛を濡らしてそのままワックスをつけて自然乾燥でセットがキマる簡単セット
- ゴワゴワしない仕上がり
使い方
クセのウェーブ感を出すために全体的に髪の毛を濡らします。
地肌は濡らさず中間毛先を濡らすことで根元の自然な立ち上がりは残せます。
基本的にクセは濡れている時の方がウェーブがキレイに出るので、理想のウェーブ感がでるくらいの強さまで濡らすことがオススメです。
髪の毛の内側からつけていきます。
下から上に手を通すようにつけると内側からつけやすいです。
根元から毛先まで、内側から表面まで生えている髪の毛の全てにつけるイメージです。
つけムラがあると乾いた時にパサつくので、つけムラのないようにしっかりともみこんでください。
自然乾燥かドライヤーの弱風で髪の毛を乾かします。
ドライヤーで乾かす場合は、ゴシゴシこすったりせず、髪の毛をあまり触らずに、そのままの状態で乾かすことでキレイに乾かしやすくなります。
セットのやり方についてはこちらの動画もご参考ください↓
クセに合ったホームケア
クセ毛を活かした髪型にするために、ヘアセットの他に家でおこなえることがホームケアです。
ホームケアを適切におこなうことで、クセをいかしやすくなります。
髪型のクオリティーもグンっと上がります。
そのためにも間違ったヘアケアをおこなわないように気をつけていただきたいです。
- とにかくしっとりするシャンプーやトリートメントを使う
- トリートメントの使う量は多ければ多いほどよい
- 有名(人気)なものを使えば間違いないと思っている
これらのことはよくある間違いなので注意が必要です。
クセを活かしたい方に相性の良いヘアケアアイテムはこちらになります。
クセを活かした髪型に相性の良いクリームシャンプートリートメント
ビータークリーム
特徴
- これ1本でシャンプーもトリートメントも完結する便利アイテム
- リンスinシャンプーというよりもシャンプー機能のあるトリートメント
- サラサラと軽い仕上がりなのにクセがまとまる
- クセや髪の毛が柔らかくなる
- 頭皮にも良い
- 美容室での髪質改善でも使用するほどの栄養分たっぷりアイテム
使い方
泡立たないクリームシャンプーだからこそ予洗いが1番大切です。
予洗いで汚れの70%が落とせます。
2〜3分ほど丁寧にシャワーですすいでください。
ワックスがたっぷりとついている場合は、このタイミングでお好みのシャンプーで軽くシャンプーをしても良いです。
通常のシャンプーの使用量の1.5~2倍ほどのクリームをトリートメントのように中間毛先につけてから余ったクリームを頭皮になじませていきます。
この時、髪の毛をクシで梳かすことで髪の毛全体に均一になじみやすくなります。
足りなければ付け足してください。
つけすぎでベタベタすることはないです。
クリームをなじませた状態のまま時間を置くことでサラサラ感や柔らかさがアップします。
頭皮にも優しい成分で作られたクリームですが、すすぎ残しは毛穴のつまりに繋がるのでしっかりと流してください。
基本的に別途トリートメントの必要はありませんが、トリートメント効果を上げたい方は、このタイミングでお好みのトリートメントを毛先につけることで、トリートメントの効果がパワーアップします。
※しっとりタイプのトリートメントの場合は、ベタつくこともあるので量を少なくするかサラサラタイプのトリートメントをご使用ください。
べたつき一切なしサラサラ系オイル
アルトオイル
特徴
- オイルなのにベタつき0のサラサラ仕上がり
- クセとの相性がイチオシ
- 広がりやパサつきを抑えてまとまる髪の毛に変身
- ドライヤー前につけると熱ダメージを軽減
使い方
ドライヤーで乾かす前に濡れた髪の毛に2〜3プッシュを中間毛先につける
※ドライヤーやヘアアイロン前につけることで熱のパワーで髪の毛にオイル成分が吸着し、ツヤを与えてくれる
本来なら髪の毛のダメージに繋がる熱を味方にしてくれるオイルなので乾かす前につけるのがオススメ
以上がクセを活かした髪型にするために欠かせないカット、ヘアセット、ホームケアについてです。
チャレンジできることから順におこなってみてください。
きっと今までとの違いを実感することができるかと思います。
まとめ
今回の記事で解説させていただいた3つのステップを理解して意識して美容室に行ったり、自宅でのヘアセットやホームケアをおこなうことで、今までコンプレックスに感じていたクセをこれからは楽しむことができるようになります。
最初は、今までとの違いに戸惑いを感じたり、やりにくさを感じることもあるかもしれません。
しかし、その1つ1つの努力の積み重ねがやがて自らの力となり、返ってくる日がきます。
くせ毛で悩まれているあなたに向けて、こちらの記事にも参考になることを記載しています↓
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