美容師をしていると、よくお客様からよく質問をいただきます。
「洗い流さないトリートメントでオススメのものありますか?」と。
そこで、今回は僕がオススメしている洗い流さないトリートメントの1つ。
アルトオイルについて詳しく解説していきます。
テレビやCMでの宣伝はされていないので、【初めて聞いた!】そう思われた方もいるかと思います。
でも誰もが知っている有名な商品ではなく、実際に使用してみて良かったと思えたものを紹介していきたいので、こちらのアイテムをご紹介していきます。
アルトオイルは使用したお客様だけでなく、美容師さんの間でも人気!
今回は、良いところだけでなく、オススメする人しない人、オススメの使用方法まで、
これさえ見れば全てがわかる内容をお伝えさせていただきます!
では、まず最初にアルトオイルについて解説していきます。
アルトオイルってどんなヘアオイル?
アルトオイルは、一言で表現するならば、サラサラタイプの洗い流さないトリートメントです。
アルトオイルに含まれている成分
アルトオイルには、髪の毛にとっても良い成分がたくさん含まれています。
難しい話になるので、簡潔に代表的な成分のみご紹介しますが、これらが含まれています。
- メドウフォーム-δ-ラクトン配合
- 16種類の植物オイルを使用
- アルガンオイル、ホホバ種子油
など
どの成分も髪の毛がキレイになるように微調節して配合されていますが、中でもメドウフォーム-δ-ラクトンがかなり優秀です。
この成分については、後述します。
アルトオイルの特徴
アルトオイルは、揮発性オイルで、保湿成分がたくさん含まれています。
手に出してみた感触はとろみのある濃密なオイル。
それなのに、髪の毛につけると良い意味でのオイル感がなくなり、髪の毛は一切ベタつかないです。
そして、サラサラタイプにも関わらず、毛先はまとまり、枝毛の予防とケアにも効果があります。
絡まりやすい、引っかかりやすい髪の毛もサラサラにしてくれます。
香りも好評
アルトオイルの香りは【プルメリア】というお花の香りです。
あまり聞き慣れない香りですが、ラベンダー油やマンダリンオレンジ果皮油も含まれているので甘すぎない良い香りです。
使用されたお客様からもいい香りだったというお声をよくいただきます。
では、ここから具体的にお伝えさせていただきます。
使うとわかるアルトオイルの良いところ3選
まず1つ目から解説していきます。
【その①】仕上がりは手触りサラッとツルッと
オイルといえば、重くなり、髪の毛がベタっとする。
そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
それがイヤだからオイルは使いたくない!
そういうお声もよくいただきます。
その気持ちとてもよくわかります。
ショートヘアに限らず、ステキな髪型には適度なふんわり感が大切と考えているので、その大敵となるベタつきは僕もイヤです。
なぜなら、髪の毛がベタついていると、その大切なふんわり感が出ないからです。
なので、僕もお客様の髪の毛がベタついてしまうことはイヤでそうなることは避けたいと思っています。
その点、アルトオイルはその心配がないです。
髪の毛を乾かす前に使用することで、ふんわり感は残したまま、すっぴん肌美人のように〝素髪がキレイな人〟という風に思われるサラサラな髪の毛にすることができます。
そして、乾かした後にもう一度つけると自然なツヤ感も手に入れることができるんです。
では、続いて2つ目を解説していきます。
先ほど少しだけ触れたメドウフォーム-δ-ラクトンの優れた効果がここで発揮されます。
【その②】コテやアイロンの熱で髪の毛をキレイに!?
これがこのオイルの肝。
髪の毛は、コテやアイロンの熱でダメージします。
毎日アイロンを使用している方は、髪の毛が硬くなったり、毛先がパサついたり、ゴワゴワしたり、毛先に枝毛ができた経験もあるのではないでしょうか?
それらは、全て熱が原因です。
そんな熱によるダメージは、コテやアイロンだけでなく、日々のドライヤーでも受けてしまう可能性があります。
しかし、アルトオイルに含まれているメドウフォーム-δ-ラクトンがここで大活躍です。
この成分のおかげで、
アルトオイルは、ダメージの原因である熱を髪の毛の〝味方〟につけることができます。
ドライヤーやコテ、アイロンの過度な熱から髪の毛を守ってくれて、その熱に反応してサラサラでツルツルな髪の毛にしてくれます。
つまり、髪の毛を乾かす前に使用することで、トリートメント効果がパワーアップするというわけなのです。
つまり、毎日アイロンやコテを使う(使いたい)けどダメージが気になる方との相性がバッチリです。
では最後に3つ目です。
【その③】縮毛矯正後の髪の毛をキレイにキープできる
アルトオイルは縮毛矯正をした髪の毛をキレイにキープするための自宅でのヘアケアにもってこいなんです。
縮毛矯正をしてサラサラ、ツヤツヤになった髪の毛。
そのサラサラ、ツヤツヤをキープするためには、自宅でのヘアケアも大切になります。
そんな時にアルトオイルの相性がバッチリです。
髪の毛を乾かす前に使用することで、宿毛矯正後のキレイな状態を自宅でもキープすることができます。
ここまでの内容を読んでいただいた方には、【なんか良さそうなオイル】だねと思っていただけたのではないでしょうか?
実際にも良いところ尽くしなアルトオイルですが、誰にでもオススメできるわけではありません。
アルトオイルは、オススメ〝できる方〟と〝できない方〟がいます。
アルトオイルは全員にオススメできるものではない!?
買って、使ってみたら、思っていたのと全然違った。。
そのような後悔はしてほしくありません。
このオイルを使ってみて良かったと思っていただける方に手に取っていただきたいです。
なので、どんな方にオススメできて、どんな方にオススメできないのか解説していきます。
では、まずオススメできない方からお伝えしていきます。
オススメできないのはこんな方
まず第一に、髪の毛がしっとりとまとまるタイプのオイルを探している方には向きません。
先ほども述べたようにアルトオイルはサラサラタイプなので、しっとりさせるのには不向きです。
例えば、ネットでよくご紹介されているモロッカンオイルやポリッシュオイルのようなしっとりタイプのヘアオイルが好きな、剛毛、多毛、くせ強な方には物足りないかもしれません。
なぜなら、それらはかなり〝しっとり〟するタイプのオイルなので、アルトオイルでそこまでしっとりさせるには使用量が増えてしまうからです。
そのような仕上がりを目指す場合は、しっとりタイプのオイルを選んだ方が良いです。
ですがその反面、このような方にはオススメしたいです。
オススメできるのはこんな方
基本的に髪の毛の長さは問いません。
ショートヘア〜ロングヘアの方まで使用していただけます。
ですがその中でも、特にオススメするのはこのような方です。
- 縮毛矯正をされている方
- コテ、アイロンを使用する方
- ショートヘア、ショートボブの方
そのような方にはドンピシャなヘアオイルです。
さらに言うと、このような方にもオススメしたいです。
- 髪の毛が絡まりやすい、パサつきやすい
- ペタンコになりやすい、細毛、軟毛
- サラサラな質感が好き
- 自然なツヤが欲しい
- キレイな髪の毛をキープさせたい
アルトオイルは縮毛矯正をした髪の毛のツヤツヤ感やサラサラ感を最大限に引き出し、キープするための相性がとても良いです。
アイロンやコテによる熱ダメージを防ぐだけでなく、熱を味方につけて髪の毛をサラサラ、ツヤツヤにしてくれます。
そして、ショートヘアやショートボブに必要不可欠なふんわり感も出しやすいです。
そんなアルトオイルを実際に使用された方の口コミもご紹介していきます。
実際にアルトオイルを使ってみての口コミ
アルトオイルは、お客様からも美容師さんからもご好評いただいているオイルになります。
その評判の良さには、理由があります。
まずは、お客様からのご感想を。
お客様からよくいただく口コミ
1番多い口コミは
髪の毛がサラサラになりました
というものです。
そのほかには、
オイル特有のイヤなベタつきがなかったです
くせ毛な私でもいつもより髪の毛が爆発しなかったです
乾かしてすぐというよりも翌朝の方が髪の毛の状態が良かったです
匂いが好き
など。
使用感から香りまで幅広い面で気に入ってくださっている方が多いです。
こちらのページ下部にも購入された方からの口コミがありますので、チェックしてみてください↓
では、なぜこんなにも口コミが良いのでしょうか?
こんなに口コミが良い理由
このオイルの口コミがここまで良いのは、
髪質改善に特化した美容師さんが自分のお客様の髪の毛をキレイにするために本気で考えて作ったヘアケアブランドの洗い流さないトリートメントだからです。
お客様目線にとことんこだわって作られているので、痒いところに手が届く良さなのです。
このアルトオイルのほか、アルトミストやVoiバームなども同ブランドのヘアケアアイテムになります。
では、僕自身が使用してみての感想も述べます。
美容師が使ってみての感想
僕が思うにアルトオイルは〝素髪がキレイな人〟を目指したい方にこそ向くヘアオイルです。
お肌で例えると、
「明らかになんか塗ってるよね?」というテカテカしたツヤ感のあるお肌ではなく、「え、何も塗ってない?すっぴん?」と勘違いしてしまうナチュラルなのにキレイなお肌に導いてくれるスキンケアアイテム。
その髪の毛バージョンです。
いかにも「オイルか何か塗っているよね?」という不自然なツヤを出すのではなく、あくまでも自然なツヤ感とまとまり、サラサラ感を出してくれます。
お肌も髪の毛も、日々ケアをしたときの自然な仕上がりがキレイというのは美しさのキーポイントです。
ただその反面、剛毛、多毛、乾燥毛、ハイダメージ毛などで広がりやパサつきが気になっている方の場合だと、少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。
「もうちょっとしっとりしてくれたらな〜」
「もうちょっとまとまってほしい」
「もうちょっとツヤを出したい」
そう思うことがあるかもしれません。
でも大丈夫です。
そんな場合には、ちょい足しですぐ解決できます。
むしろ、髪の毛のキレイさのクオリティーをグンッと高めてくれるちょい足しもオススメです。
では基本的なアルトオイルの使用方法と満足度を高める〝ちょい足し〟について詳しく解説していきます。
アルトオイルの基本的な使用方法
まずは、オイルをつける手順と効果的な付け方について解説していきます。
オイルをつける手順と効果UPのポイント
髪の毛は予めクシやブラシで絡まりを梳かしておく
これをしておくことで、オイルを髪の毛に満遍なくつけやすくなります。
髪の毛のパサつきの気になる中間〜毛先にかけて重点的にオイルをつけていくイメージ
手のひらの窪んだところにオイルが残ってしまいやすいので、その部分のオイルもしっかりと髪の毛につけることで、髪の毛にオイルをしっかりとつけることができます。
これをすることで、オイルの効果を高めることができる
その理由は2つ。
- オイルを満遍なく髪の毛につけるため
(そもそも髪の毛にオイルがついていないと、出るはずの効果も出ません) - オイルと髪の毛の馴染みが良くなるから
オイルの成分が髪の毛に吸着しやすくなり効果が出やすくなるため
アルトオイルの使用量の目安
アルトオイルの使用量は、ショートヘアで2プッシュくらいがオススメです。
- 髪の毛の量が少ない方で1,5プッシュ
- 髪の毛の量の多い方で2,5〜3プッシュ
上記を参考に長さによってつける量を変えます。
- ボブ〜ミディアムは+0,5〜1プッシュ
- ロングヘアは+1,5〜2プッシュ
1プッシュで出てくるオイルの量は少なめになっており、上記を参考にしていただけるとつけ過ぎてしまう失敗はしにくいです。
※他のオイルの場合は、1プッシュで出てくる量が違うため気をつけてください
しっとりさせたい場合などは、お好みで少しつける量を増やすことも可能ですが、つけ過ぎるとさすがにベタつきの原因になります。
それよりも、剛毛、多毛、乾燥毛、ハイダメージ毛などの方向けで、もっとキレイな髪の毛にできる良い方法があります。
アルトオイルの基本的な使用方法
髪の毛の悩み別、髪質別に効果的なオススメな使用方法について解説していきます。
【基本の型】髪の毛のダメージや悩みが少ない方向け
その方法は、上記の方法を参考に〝アルトオイルのみ〟つける方法になります。
これだけで髪の毛はサラサラになりますが、物足りない場合は、乾かした後にもう一度1〜2プッシュほどオイルをつけると良いです。
あと付けをすることで、髪の毛にツヤが出て毛先にまとまりが出ます。
シンプルですが、使える技です。
続いての方法は、応用編です。
実践的でかなり使えます。
アルトオイルのクオリティーを高める〝ちょい足し〟
それはアルトオイルと相性の良いアイテムを併用する方法です。
上記の口コミであったようにアルトオイル単品でも髪の毛はキレイになります。
ですが、この〝ちょい足し〟は、アルトオイルのつける量を増やすよりも圧倒的に髪の毛がキレイになります。
髪質別にオススメのちょい足しを3パターン解説させていただきます。
【ミドルダメージ】乾燥、パサつき気になるけどペタンコにさせたくない方向け
まずはこのような方にピッタリな方法です。
- 細毛、軟毛でボリュームが出にくい
- 引っかかりやすい、絡まりやすい
- サラサラ、ツルツルな手触りが好き
- しっとりやキライだけど、ヘアケアはしっかりしたい
そのような方にオススメのヘアケア方法は、アルトオイルをつける前にヘアケアミストを使用することです。
ヘアケアミストと言っても種類はかなりたくさんあります。
その中でもアルトオイルと相性の良いミストは、コタのB1やアルトミストです。
(今回は、ネットでも購入できるアルトミストを例にご紹介します)
アルトミストは、保湿成分と補修成分がたくさん含まれていて、振るだけで髪の毛がツルツルのサラサラになります。
なので、アルトミストをつけてアルトオイルをつけるとふんわり感はそのままでツヤッとした質感がさらにUPします。
- アルトミストを中間〜毛先に10プッシュほど振る
- 髪の毛をブラシで梳かして馴染ませる
- アルトオイルを中間〜毛先に2プッシュほどつける
- 髪の毛をブラシで梳かして馴染ませる
アルトミストとアルトオイルは同ブランドのヘアケアミストになるので、相性も抜群に良いです。
このヘアケア方法は、ふんわりかつツルツルでサラサラな仕上がりを目指すやり方になります。
このパターンよりも保湿感をパワーアップさせたい場合には、これからご紹介するヘアケア方法がオススメです。
【ミドルダメージ】乾燥、パサつき、ダメージが気になり広がる方向け
このような方にピッタリな方法です。
- 剛毛、多毛、クセ毛が気になる
- 髪の毛が広がり、ゴワつき、パサつき、乾燥している
- 髪の毛のダメージが気になる
- まとまりの良い髪の毛にしたい
そのような方にオススメのヘアケア方法は、アルトオイルをつける前にヘアケアクリームを使用することです。
クリームでオススメなのは、OIクリームです。
一般的にクリームタイプのアウトバストリートメントはしっとりタイプが多い反面、ベタッとしやすいものが多いです。
その点、OIクリームは保湿力は抜群なのに、ベタつかないトリートメントになっています。
- OIクリームを中間〜毛先に1〜1,5プッシュほどつける
- 髪の毛をブラシで梳かして馴染ませる
- アルトオイルを中間〜毛先に1,5〜2プッシュほどつける
- 髪の毛をブラシで梳かして馴染ませる
この方法で、ヘアケアをすることで髪の毛はしっとりまとまるのに、ベタつかず、しっかりとした保湿感を感じることができます。
アルトオイルだけでは物足りなかった方やもうちょっと保湿力が欲しいという方にオススメです。
ここまでのヘアケア方法で、髪の毛はしっかりとケアできますが、ダメージが気になっていてお風呂上がりのヘアケアは念入りにしたい方向けに、集中ケアの方法もあります。
【ハイダメージ】とにかくしっかりとケアをしたい方向けの方法
このような方にピッタリの方法です。
- 髪の毛のダメージがとにかく気になる
- ダメージケアにはこだわりたい
- 何をしてもパサつく、ゴワつく
- ケアはしっかりしたいけど、しっとりしすぎるのはイヤ
そのような方にオススメなヘアケア方法は、上記でご紹介させていただいたミストとクリームとオイルの全てを併用する方法です。
それぞれのアイテムに保湿力、補修力がしっかりとあるので、基本的には、ここまで重ね付けをしなくても髪の毛はキレイになります。
ですが、それぞれにそれぞれの良さがあるので、併用することでパワーアップします。
全てのアイテムがベタつかないサラツヤなるアイテムだからこそできる技です。
ハイダメージの方で、どんな洗い流さないトリートメントを使用しても満足できなかった方はこの方法を試してみる価値あります。
- アルトミストを中間〜毛先に10プッシュほど振る
- 髪の毛をブラシで梳かして馴染ませる
- oiクリームを中間〜毛先に1プッシュほどつける
- 髪の毛をブラシで梳かして馴染ませる
- アルトオイルを中間〜毛先に1,5〜2プッシュほどつける
髪の毛の保湿から補修までバランス良く、しっかりとヘアケアできる方法になります。
そして、コテやアイロンなどの熱に対する耐熱性も高いので、毎日アイロンを使用しても髪の毛へのダメージも防ぐことができます。
では、最後によくある質問に答えていきます。
コメント